
・英語論文をたくさん読まないといけないけれども、英語が苦手…
・翻訳ソフトが出てるのは知ってるけど、文字データになってない論文も多いから、困っている…
この記事ではこのような悩みに答えるために、文字データになっていないPDFの論文や、紙の書籍なんかも、カンタンに翻訳できる方法を紹介!
無料で、超絶便利な方法です。
筆者(@atsukuteyurui)は英語は得意な方ですが、このやり方がなければ、何十倍も時間がかかっているだろうと感じます。
研究者必見!Googleドライブ&DeepLを使って、簡単に英語論文を翻訳する2ステップをどうぞ!
超簡単!英語論文を翻訳する2ステップ【Googleドライブ&DeepL】
英語論文を翻訳する超簡単2ステップ
ステップ1 Googleドライブで論文をテキストデータにする
ステップ2 DeepLで翻訳する
Google Driveで論文をテキストデータ化する
【準備】Googleアカウントを取得する。(無料)
このやり方は、Googleドライブという、Googleのクラウドサービス(無料)を使用します。
Google アカウントの右上「アカウントを作成する」から、Googleアカウントを事前に登録しておきます。
① Google ドライブを開く
Google ドライブから、「ドライブに移動」をクリックしてドライブを開きます。
② ファイルをドライブに入れる
Googleドライブを開いたら、そこに翻訳したいファイルをアップロードします。

ファイルの形式は、JPEG、PNG、GIF、PDFが対応しています。
紙の本や論文も事前にスキャンして画像ファイルにしておくと、この方法が使えます!
③ 右クリックでGoogleドキュメントで開く
ファイルがアップロードされたら、「ファイルを右クリック→アプリで開く→Googleドキュメントをクリック」します。

すると、Googleドキュメントが立ち上がり、画像ファイルの文章が文字起こしされます。

④ 読み取ったテキストファイルを修正する
読み取ったファイルは、間違いが含まれる場合があるので、チェックして修正します。

論文の形式がシンプルであれば、ほぼ正確に読み取ってくれるでしょう。
編集したドキュメントファイルは、Googleドライブから、お好みの形式でダウンロードもできます。


英語論文の翻訳だけでなく、日本語の書籍から引用するための文字起こしにも、この機能を使っています!
DeepLを使ってテキストを翻訳する
テキストデータになったら、あとはDeepLを使って翻訳するだけです。
DeepL翻訳は、最先端のニューラルネットワーク技術を駆使して開発された、超高性能な機械翻訳システムです。 英語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、ポーランド語、ロシア語、中国語に対応しています。(2020年10月20日現在)
DeepLを使ってみたらわかりますが、めちゃめちゃ自然な日本語になり、精度が高いので超オススメです。
しかもディープラーニングを活用しているので、この1年くらいでも精度がどんどん上がっているのを実感します。
↓サイトを開くとこんな感じです。

あとは、テキストをDeepLにコピーしたら、数秒で翻訳してくれます。(無料版だと1回5000文字まで。何回でも使える。)

DeepLはオンラインで登録もなく利用できますが、パソコンにアプリケーションをインストールするのがオススメです。
翻訳したいところを選択して、ショートカットキー(Windows:Ctrl+C×2回/ Mac:Command+C×2回)を押せば翻訳してくれます。
コピー&ペーストがいらないので超便利です!
このやり方で精度は大丈夫なのか?

めちゃめちゃ便利そうだけど、本当にこれで100パーセント完璧に翻訳できるのだろうか?
結論から言うと、これだけで100%完璧な翻訳にはなりません。
なぜなら、Googleドライブのテキスト化も、DeepLの翻訳も現時点では完璧とまではいかないからです。
ただ、個人的な意見なのですが、論文って一字一句読む必要ってほとんどないと感じています。
そして、ざっくりとどんなことが書いてあるのか、全体像を理解するには、このやり方で十分です。
しかも、100%完璧ではないですが、95%くらいの精度でこれでいけます。
特に重要なところや、自分の論文に使いたいところだけ、じっくり精読するというやり方がオススメです!

英語論文を翻訳する超簡単2ステップ
ステップ1 Google Driveで論文をテキストデータにする
ステップ2 DeepLで翻訳する
超絶捗りますので、是非ともお試しください!