授業や研修の組み立て方(展開)ってどうするの?

ティーチング

今から紹介する「授業展開・組み立て」を取り入れるとこんなステキなことが!

  • 授業開始は楽しい活動から
    →子どもに「先生の授業楽しい」って言ってもらえる!
  • 全体で8つの展開
    →授業にメリハリが出て、子どもが最後まで集中する!
  • 授業づくりのポイント(復習・目標・振り返り)を網羅
    →目標に焦点を絞った効果的な学習で、学力がぐんぐん伸びる!
  • 「継続は力」を意識
    →漢字、計算、英単語など子どもの基礎学力が定着する!
  • 柔軟な時間調整
    →授業が時間ぴったりに終わる!
あつい
あつい

この記事では、筆者がクラス全員偏差値50以上の完全習得を達成した「授業展開・組み立て」を紹介します。


そもそも「授業展開・組み立て」ってなんなの?何がいいの?という人は以下の記事をチェック。


さて、今から紹介する「授業展開・組み立て」は全校種、全教科対応です。


いや、なんなら学校の授業だけでなく、いろいろな研修にも使えます。


先生を始め、人に何かを教える立場の人の少しでもよい授業づくり、研修づくりのヒントになるように。


授業をうける子どもを始め、学ぶ側の人たちの学びがより深まるように。


そんな思いで、気持ちを込めてお伝えしていきます。

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完全習得を目指す!授業展開・組み立ての全体像

じゃじゃん!これが「授業展開・組み立て」です。


この記事では、この「授業展開・組み立て」について一つ一つ順を追って解説していきます。





早速、大まかな特徴から。


授業が前半(継続は力→前時の復習)と後半(本時の内容)に分かれている点に注目してください。


このように分けているのは、授業後半で目標・めあてを示した後、目標に集中したいからです。


ただ、勉強って漢字、英単語、計算とか「継続は力」な基礎学習も大事です。


なので、そのような基礎学習を前半に行う組み立てにしています。


また、前半と後半はそれぞれ時間配分が固定的に決まっているわけではありません。


例えば全体の授業時間が50分だったとします。


このとき「前半20分、後半30分」でも「前半5分、後半45分」でも、自由に調整ができます。


そのときそのときの目標・めあてや手立てに合わせて、柔軟な対応が可能なのです。


この授業展開・組み立てを使えば、「時間が足りない、余った」ということが起こりにくくなります。

「授業展開・組み立て」をざっくり理解
前半(継続は力→前時の復習)
後半(本時の内容)に分かれている
前半・後半は柔軟に時間を変えてよい


さて「授業の組み立て」では8つの展開があります。


順を追って、一つ一つ見ていきましょう。

【アイスブレイク×学習】授業の始まりはまず「お楽しみ」から

授業の始まりは「アイスブレイク×学習」から。


体を動かしたり、声を出したり、ゲームをしたりして、楽しい空気をつくります。


「授業面倒臭いなぁ」「授業嫌だなぁ」という子どものネガティヴな感情を切り替えます。


「授業楽しい!」「今日も授業頑張ってみようかな!」と、前向きな気持ちと引き出します。


ただ、当然授業なので「学習」の要素はお忘れなく。


詳しくは以下の記事に書いていますので、こちらを読まれてください。

【コツコツ学習】短時間集中で「継続は力」な基礎学習を

授業始まりにみんなで楽しんだ後は、少し集中して「継続は力」な基礎学習の時間です。


イメージとしては筋トレのように効いてくる活動。


1回だけではあまり効かないかもしれないけれど、毎回継続すると力になる学習をここで行います。


英語の単語や音読、体育の筋トレ、音楽の発声練習、国語の漢字、数学の計算などなど…


ちなみに私は英語の先生ですが、教科書本文の精読や音読をここでしています。



コツは「短時間集中」。


5分なら5分と決めて、その時間以上はやらない。


その代わり、毎回必ず少しずつやる。


タイマーを教室に置いて、残り時間がわかるようにすればさらに効果的です。


ちょっとしんどい学習も、短時間で、みんなと一緒ならコツコツがんばれるのです。

【前時の復習】本時の内容の前に「前回何やったっけ?」と思い出す

楽しい空気をつくり、基礎学習を終えたらいよいよ本時の内容に入っていきます。


と、その前に「前時の復習」は欠かせません。



というのも「本時の内容」に「前時の内容」がつながっていることって結構多いですよね?


つまりここで「前時の復習」をすることで「本時の内容」へスムーズに入っていけるわけです。

きらら
きらら

なるほどね!
でも「前時の復習」ってどうやるの?


基本的にどんなやり方でもよいです。


が、せっかくなので子どもの主体的な参加を促しましょう。


私のオススメはペアワークを使った方法です。

ペアワークをつかった「前時の復習」の手順

  1. 自分で復習(30秒〜1分)
    ノートを見直して、前時の目標とそれに対して何を学んだかを自分で復習
  2. ペアでミニ授業(30秒〜1分×2)
    隣同士ペアになり、一人が先生、もう一人が生徒になる
    先生が生徒にノートを見せながら前回の内容を伝える
    先生と生徒を入れ替えて同じことを行う
    ※先に先生になるのは、成績上位の子の方がより効果的(モデルを示せるから)


前時の振り返りの内容やペアワークの様子から、理解が不足していると判断したら、全体に補足をします。


【本時の目標提示】今回の授業の目的地を、全員で確認

いよいよ、授業は後半、本時の内容に入っていきます。


本時の内容の最初には、「指導目標・めあて」を必ず示しましょう。


「指導目標・めあて」というのは授業の目的地です。


「今日はここが目的地だよ」と明確にわかって、初めて先生も子どもも迷わず進んでいけます。




「指導目標・めあて」を示すためには、まず「指導目標・めあて」を明確に決める必要があります。


しかしこれが意外に難しい!


「指導目標・めあて」を設定する上で気をつける点を、以下の記事に書いています。


是非あわせて読まれてください。



さて、ここでは目標設定まではうまくいっているとして、どうやって目標を提示すればよいのか?


以下にポイントと、方法を書きました。

目標を示すときのポイント

「本時の目標・めあて」は子どもが授業中・授業後にいつでも確認できるように!

具体的には?

黒板やパワーポイントなどで目標を示して、ノートに書き写させる
 →子どもはノートを見れば、いつでも目標が確認できる

ワークシートに事前に目標を書いておいて、配布する
 →こどもはワークシートを見れば、いつでも目標が確認できる


口頭だけで確認するとか、一回提示して消すとか、子どもが後から確認できない方法は避けましょう。

【導入→展開①→展開②】いよいよ本時の内容!目標・めあてだけに集中だ

「本時の目標」を示した後は、いよいよ「本時の内容」に入っていきます。


「導入→展開①→展開②」というように書きましたが、これはあくまでも目安。


3展開くらいあるのがリズムとしてちょうどいい。


「導入」で子どもたち引きつけることが大事。


自分としてはこれくらいの感覚です。


なので、毎回絶対に「導入→展開①→展開②」でやらないといけない、と思う必要はありません。





それよりも大事なのは「目標・めあて」に焦点を絞れているか?ということ。


とにかく、この授業後半は、「目標・めあて」にトコトンこだわってください。


目指すのは、授業終わりに子どもが「本時の目標」や「その日のテーマ」を即答できること。




例えば、英語の授業で助動詞willを扱ったとしたら、授業終わりに…

今日の授業のテーマはなんだっけ?

(間髪入れず)will〜!
もうwillはお腹いっぱい〜!


みたいなことを言わせたら成功!!



そのためには以下のことに気をつけて、授業をされてください。

目標・めあてにトコトンこだわった授業づくりのポイント

  • 内容(教材)の選択→目標に焦点化された内容を。あれもこれも詰め込まない。
  • 方法の選択→インパクトに残る、繰り返しがある、自ら気付ける、深められる方法を。


このように授業づくりで、内容と方法に分けて考えるということも、ぜひ押さえておいてください。


授業づくりの基本的な考え方については、以下の記事にまとめています。


この記事の内容は、授業づくりを考える上で超重要です!!


是非あわせて読んで、理解を深めてください。

【本時の振り返り】学びをまとめながら、目標達成できたか確認

さて、いよいよ授業も最終段階へ。


「本時の内容」の終わりに必ず「まとめ・振り返り」を行います。


そして「振り返り」はとってもとっても重要です。


「振り返り」だけで、授業の効果は何倍にも高まると確信しています。




振り返りはできるだけ、


「子どもが本時の学びをまとめる」→「先生が子どもの学びを確認する」


という2つのステップで進めることをオススメします。


こうすることで以下の2つの大きなメリットが得られます。

振り返りの大きなメリット
①子どもの学びの質を高めることができる
②先生が子どものつまづきを把握できる


では、具体的にどのように「振り返り」を行えばよいのか?


以下に簡単にポイントをまとめます。

振り返りのポイント

  • 振り返りは「本時のめあて・目標」に対して行う!
    授業における振り返りは感想や反省の時間ではない。
    「本時のめあて・目標」に沿って、その時間に学んだ内容をまとめる。
  • 振り返りはノートやワークシートに記述させることがオススメ!
    先生が後からチェックして、子どものつまづきを把握するため。

そして、できるだけ授業時間内に全員のノートをチェックするのが個人的にはオススメ。


その理由は「鉄は熱いうちに打て」という諺の通り。


授業の記憶が新しい内に、つまづきを把握したり、アドバイスを伝えたりすることができるからです。


もちろん、よくできている子に対して、

よくできてるね!
次は〇〇してごらん。


と声を掛けることもとっても効果的。


「振り返り」は勉強が苦手な子にも得意な子にも非常に有効なのです。





ただ、先生1人に対し子ども40人とかだと授業時間内にノートをチェックするのは難しいでしょう。


ティームティーチャーがいるなら、協力することがオススメです。


私の場合は授業時間内に「振り返り」を先生のところに見せに来る。


そして先生からOKをもらった子どもから、授業終了、という形にしていました。




なお「振り返り」については、以下の記事により詳しく書いています。


ぜひあわせて読まれてください。

まとめ

この記事では、

「完全習得を目指す!授業展開・組み立て」の全体像を知る

というゴールに向けて書いてきました。


改めて、この「授業展開・組み立て」のメリットをまとめておきます。

「完全習得を目指す!授業展開・組み立て」のメリット

  • 授業開始は楽しい活動から
    →子どもに「先生の授業楽しい」って言ってもらえる!
  • 全体で8つの展開
    →授業にメリハリが出て、子どもが最後まで集中する!
  • 授業づくりのポイント(復習・目標・振り返り)を網羅
    →目標に焦点を絞った効果的な学習で、学力がぐんぐん伸びる!
  • 「継続は力」を意識
    →漢字、計算、英単語など子どもの基礎学力が定着する!
  • 柔軟な時間調整
    →授業が時間ぴったりに終わる!


ご自身の授業づくりに、ぜひこの「授業展開・組み立て」を取り入れてくださいね。


なお、授業づくりは基本の考え方がとっても大切です。


以下の記事を読んでいただけると、なぜこのような組み立てにしているか、より深く理解いただけます。