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「オーディブルに登録したけれど、どの本を聴こうか迷っている」
「オーディブルに登録したいが、どんな本が聴けるのか知りたい」
そんなあなたのために、Amazonのオーディオブックサービス、Audible(オーディブル)で聴くべきオススメ本を厳選。

この記事に出会っていただき、心より感謝いたします。
読書をこよなく愛する、あつくてゆるい(@atsukuteyurui)と申します。
さて、本記事を読んでくださるあなたに、約束があります。
このようなまとめ記事にありがちなのが、読んだり聴いたりしていない本をオススメしているケース…。
本記事では、筆者が実際に聴いて、あるいは読んで1「面白かった」「いい本だ」と心からオススメできるものだけを、厳選してまとめていくことを約束します。
(未読だけれども気になっている本は「未読リスト」としてまとめていますので、あわせてご参照ください)

読んでくださった方にご満足いただけるよう、誠実に、わかりやすく書くことを心がけています!
しかし、本の内容や、選び方などで質問あればお問い合わせからお気軽にご連絡ください。精一杯対応させていただきます。
オーディブル未登録の人は、以下ボタンから無料体験をぜひ始めてみてください。「聴く読書」は今の生活はそのままに、読書時間を生み出します。自信を持ってオススメします。
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【聴くべき】Audible(オーディブル)おすすめ本58選【聴き放題対応】

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1. 「自己啓発」のおすすめ
嫌われる勇気
▼聴き放題 対象外
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】[…]
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
この本はアドラー心理学に通じた哲人と、悩める青年の対話形式によって全編が構成されています。彼らのやりとりが面白く聴けることもあり、2020年・2021年ベスト・オーディオブックランキング第1位にも選ばれています。
私たちが抱えがちな人間関係上の悩みや、承認欲求の問題へとズバッと切り込んでくるのは爽快の一言。
『嫌われる勇気』は、多くの人々の人生を変えるパワーを持つ、心からオススメできる1冊です。
幸せになる勇気
▼聴き放題 対象外
◆大ベストセラーとして空前のアドラーブームを巻き起こした『嫌われる勇気』の完結編!◆
前作『嫌われる勇気』でアドラーの教えを知り、新たな生き方を決意した青年。その彼が3年ぶりに哲人のもとを訪れる[…]
哲人と青年の対話は、教育論に始まり、仕事論、組織論、社会論、人生論へと及び、最後には「真の自立」と「愛」というテーマが浮かび上がる。そして、最後に哲人が説くのは、誰もが幸せに生きるために為すべき「人生最大の選択」についてだった。果たしてその選択とは? あなたの人生を一変させる劇薬の哲学問答、再び!
『嫌われる勇気』の続編として書かれた『幸せになる勇気』もオススメの1冊。
こちらの本の方が実際のアドラー思想に忠実であると感じます。(『嫌われる勇気』で出てきた「こんなのアドラー心理学じゃない!」という批判に応えようとしているのではないかと思ったり…)
ただ、アドラー思想に忠実になった分、過激さは減り、アドラー本来の「あたたかさ」を取り戻してはいますが、面白さはやっぱり『嫌われる勇気』に軍配が上がるか…。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
▼聴き放題 対象
潜在能力を発揮するために
本書は学術研究論文ではなく、実践マニュアルである。
その根幹をなすものは、習慣の4つのステップ――きっかけ、欲求、反応、報酬――と、このステップから生まれる4つの行動変化の法則である。わたしが提案する枠組みは、認知科学と行動科学の統合モデルである。
良い習慣を身につけるのに唯一の方法などないが、著者の知っている最善の方法を紹介する。どこから始めても、変えたいものがなんであろうと効果のある方法である。
ここで取りあげる戦略は、目標が健康、お金、生産性、人間関係、もしくはその全部でも、段階的な方法を求めている人なら、誰にでも合うはずだ。人間の行動に関するかぎり、本書はあなたのよきガイドとなるだろう。
あなたも“ダメな習慣”を断ち、“よい習慣”を身につけることができる。そう感じさせてくれる、すばらしい良書。
タイトルにある“Atomic Habits”(最小習慣)というのは、ごくごく小さな習慣のこと。
ごく小さなよい習慣を身につけることで、複利的に人生に大きな差がついていくというのが、ざっくりとしたコンセプト。そしてそのための具体的で段階的な方法が、認知科学と行動科学から説明されます。
自分が面白いと感じたのは、この本は “意志の力” を強調しないところ。モチベーションを高めよう!やる気を出そう!と気持ちに訴えかけるのではなく、習慣が起こりやすいよう徹底的に仕組み化することにフォーカスします。
オーディブルでくり返し聴いて、ぜひ血肉化したい1冊。行動するための知恵にあふれています。
超筋トレが最強のソリューションである
▼聴き放題 対象

筋肉が人生を変える超科学的な理由
学べる!笑える!泣ける!筋肉がつく! 筋トレ系自己啓発書の最高峰
13万部突破のベストセラー「筋トレが最強のソリューションである」が超パワーアップ!健康 ダイエット メンタルヘルス アンチエイジング 仕事力UP…etc
筋トレ=最強のソリューションを最新の科学的エビデンスで実証します!筋トレの力で自分に課されたハードルを飛び越え、人生を切り開いた6人の完全実話ルポ漫画も収録!
この本は、運動しながら聞くとモチベーションが爆上がりします。
運動しながらオーディブルを聴くよ、という人には圧倒的にオススメ!そのニーズがない人には特にオススメしません(笑)短いので、あっという間に聞けちゃいますので、内容だけ知るなら紙の本か電子書籍でOK。
内容はとにかく「筋トレ=最強」「筋トレがなぜすごいのか」というワンメッセージ。
ただ、これをオーディオブックで聴くっていうのはかなり画期的。「しんどい!苦しい!」という極限状態で「なぜ筋トレをやらないんだ?」「筋トレ最強!」みたいなことを何度も何度も熱くいわれると、これはもはや洗脳です。
オーディブル×運動を実践する人は、ぜひ一度お試しあれ!
デール・カーネギーの人を動かす方法(人を動かす)
▼聴き放題 対象

『本書は行動するための本である。』全世界1500万部以上、デール・カーネギーのベストセラー How to Win Friends and Influence People 完全新訳で待望のオーディオブックに!!「人付き合い」はトレーニングで向上できる。

人間関係が苦手なので、もっと上手くなりたい
営業でもっと成果を上げたい
就職活動や面接が不安。うまくやれる方法を知りたい
そんなあなたにおすすめなのが、自己啓発本の古典『人を動かす』の新訳『デール・カーネギーの人を動かす方法』です。
この本はあまりに有名で知っている人も多いと思いますが、対人関係がうまくいくコツが豊富なエピソードとともに多数紹介されています。
はじめに――本書の成り立ちと目的
Part 1 人を動かす基本原則
Part 2 人に好かれる6つの原則
Part 3 人を説得する12の原則
Part 4 人を変える9つの原則
Part 5 奇跡的な結果をもたらした手紙
Part 6 幸せな家庭を築く7つの原則
付録:家庭の幸福度テスト
筆者も20代前半、社会人になりたての頃にはじめて読みましたが、かなり衝撃を受けました。
初読から10年以上が経ち、改めてオーディブルで聴いてみましたが「やっぱり自分はこの本に影響を受けてるんだなぁ」と確認すると同時に、新たな発見もありました。
ここに書かれていることは人間関係の基礎・基本。とくに学生や社会人なりたての人は、手に取る価値のある1冊です。
勝ち続ける意志力
▼聴き放題 対象
ゲームファンから「神」と崇められ、「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾が、初めて熱い想いを語る。
ウメハラ渾身の作である本書は、ゲームの攻略本ではなく、人生の攻略本である。

達成したいことがあるけれども、努力が続かない…
なかなか成果が出なくて、心が折れそうである…
こんな悩みを抱える人にぜひ聴いてほしいのが、プロゲーマー梅原大吾さん初の著書『勝ち続ける意志力』です。
今でこそeスポーツ2という言葉も市民権を得つつありますが、梅原さんの時代は特に周囲の理解も得づらいゲームの世界。
そこで彼がいかに世界一にまで登り詰め、勝ち続けることができるかが熱く語られます。
もがき苦しみ、ときにゲームから離れ、麻雀や介護の道に進んだこともあるという梅原さん。彼の言葉は、決してゲームの世界のみならず、すべての物事に通じるものがあると感じます。
大会に勝って大喜びしたり、負けて落ち込んだりするのは右肩上がりの成長の邪魔だと考えている。もちろん、負けるより、勝つ方がいい。ただし、個々の試合の勝ちには大きな喜びを見出さない。喜びは日々の練習にこそ感じたい。
『勝ち続ける意志力』梅原大吾 著
心が折れそうで挫けそうになったとき、勇気がもらえる名言のたくさん詰まった1冊です。
【未読リスト】「自己啓発」で今後聴きたい本
▼聴き放題 対象

▼聴き放題 対象外

2. 「ビジネス・キャリア」のおすすめ
GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代
▼聴き放題 対象

他人に優しくしていたら、厳しい競争を勝ち抜けない?――それは大きな誤解だ。これからは、他者志向の思いやりの発想とコミュニケーションが、あなたの仕事に大きな成功をもたらす。
リーダーシップ、営業、交渉、事業の立ち上げ、昇進まで……ありとあらゆるシーンでこの考え方が役に立つだろう。
ペンシルベニア大学ウォートン校で、最年少終身教授となった超天才アダム・グラント氏の名著。
仕事、家族、友人など人間関係で「これだけ尽くしているのに、なにも返ってこない…」「やってもらったから、お返ししないと…」みたいに“Give&Take”を意識したことは誰しもあるはず。
“Give&Take”の関係には
- ギバー(Giver)受け取る以上に与えようとする人
- テイカー(Taker)与えるより受け取ろうとする人
- マッチャー(Matcher)与えるとことと受け取ることのバランスを取ろうとする人
の3種類の人がいるといいます。そして、著者の研究によると、最も成功するのも最も失敗するのもギバーなのです。
「最も成功するし、最も失敗する」とはどういう意味なのか?私たちはどのように他者に与えていけばよいのか?
“Give&Take”という身近な視点から、自分自身の生き方や、他者との関係性まで深く振り返させられる名著。
もしアドラーが上司だったら
▼聴き放題 対象
対人関係の悩みを解決し、 仕事で結果を出す方法をアドラーが教えます!
「嫌われる勇気」を実践して職場で嫌われる人が増加中……。 アドラー心理学は対人関係の悩みを一掃する強力な「武器」ですが、 職場でアドラー心理学を当てはめるには「コツ」があります。
その方法を小説仕立てで教えるのが本書。 ダメダメ営業マンのリョウが、 上司のドラさんが出す12の宿題を実行していくと、 どんどん仕事が楽しくなっていって、結果も出るように──。
主人公の成長物語に笑ったり、共感したりしながら、 読んでいるだけで職場の対人関係の悩みが晴れ、 仕事で結果を出す方法も手に入る、 実用エンターテインメント小説です。

仕事がうまくいかずに、自信をなくしている…
そんな悩みを抱える人に絶対に聴いてもらいたい。アドラー本で『嫌われる勇気』に負けず劣らずオススメできるのが『もしアドラーが上司だったら』です。
『嫌われる勇気』よりもあたたかさのあるアドラー心理学が描かれており、読んでいるだけで自分自身が“勇気づけられる”素敵な1冊。(筆者はこの本をいろんな人にプレゼントしています)
ドラさんとリョウくんの会話を中心に物語が進んでいくので、オーディオブックにもぴったり!
ハイパワー・マーケティング
▼聴き放題 対象
全米で「マーケティング・バイブル」と称賛される世界的ベストセラーが復活!
Youtube(ユーチューブ)、Twitter(ツイッター)等でも話題沸騰!
SNS時代の今だからこそ読み継がれるべき、永遠の普遍性を持った決定版を読みやすい新訳で!
これまでに1万人の経営者を指導してきた全米トップマーケターのジェイ・エイブラハムは、フォーブズ誌が選ぶ全米トップ5のコンサルタントで、メンターのメンターと呼ばれる。彼の代表作とされる伝説の名著(旧書名『お金をかけずにお金を稼ぐ方法』)が、2017年10月、読みやすい新訳で復刊されたのが本書である。経営の細かな改善点を豊富な具体例で解説。実践すれば売上アップは間違いなし!

ビジネスに直結する何かいい本はないかなぁ…
そんなあなたには、マーケティングの古典である『ハイパワー・マーケティング』をオススメ。
この本はいろんなマーケ本の元ネタにもなっているそう。目次を見るとわかるように、その範ちゅうは非常に広いです。
まえがき
第1章 あなたの飛行計画~どこに向かうか、全体像を理解する
第2章 現状を把握する~現在の強みと弱みを知る
第3章 関係性に投資しよう~クライアントの顧客生涯価値を計算する
第4章 人と違う強みを探す~USPを構築する
第5章 断ることができないオファー~購入を妨げる最大の障害を取り除くリスクリバーサル
第6章 魚のいるところで釣りをせよ~質の高い見込み客にターゲットを絞る
第7章 気前のよいクライアント~過去のクライアントとの関係性を再活性化する
第8章 アドオンのチャンス~クライアントの満足度と取引額を増加させる
第9章 ダイレクトメールは1万人の営業部隊~セールスレターと活字でクライアントを獲得しよう
第10章 テレマーケティングの力~電話を活用してクライアントを獲得する
第11章 ビッグ・プロフィット・ドットコム~インターネットを活用して販売する
第12章 私の商品をあなたの商品と交換しませんか~商品やサービスをお金として活用するバーター
第13章 足を踏み外さないために~最小のリスクで最大の結果を得るためにテストをする
第14章 事後コミュニケーション~あなたの富を築く人々と連絡を取ろう
第15章 ビジネスの極意、卓越論~クライアントとチームの人生を高め、信頼関係を築く方法
第16章 マインドセット~無敵になるために
第17章 考える以上にあなたは多くを持っている~あなたの成功を定義しよう
監訳者あとがき
この本のすごいのは、マーケティングのテクニックはもちろん、その根幹にあるマインドにも焦点を当てているところ。
まずはマインドに焦点を当てた15章「卓越論3」から聴くのもいいかと思います。
ブロガーのクロネコ屋さんは、マーケティングの本をくり返し読め!といいます。
『ハイパワーマーケティング』はオーディブルでくり返し聴き、血肉化する価値のある本だと、自信を持ってオススメします。
ジェイソン流お金の増やし方
▼聴き放題 対象
芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。
これだけやれば貯まるのに…Why Japanese people!? どうしてお金が貯まらないの! ?
どうやったらお金を増やすことができるのかに悩む人々へ送る、
簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで…
お金を増やすため、強いては人生を豊かにするためののヒントが満載。
最近話題の「FIRE4」や節約、資産形成に関心のある方は聴く価値のある1冊。
- 支出を徹底的に減らす
- 浮いたお金を低コストのインデックスファンドで積み立て投資する
という、ごくごくシンプルな方法が紹介されています。

低コストのインデックスファンド?
なにそれおいしいの?
という人は、ぜひぜひ読んでほしいです。
また、すでに積み立て投資をやっているよ!という人にとっても、ジェイソンさんの節約っぷりとかがやりすぎなところも面白く、「自分もやらないと!」という刺激がもらえておすすめです。
▼このYouTube動画でも大体の内容は学べますので、まずこちらをみるのもいいかも
○よい評価
今すぐ始めよう
芸人としての厚切りジェイソンさんが好きで、
ご本人の経歴等はよく知らないまま、興味本位でkindle版を購入しました。
自分は30代半ばですが、「投資は損をする、毎日株価をチェックしなければいけないのでは」
という漠然とした不安から、資産を増やす試みを全くしてきませんでした。
よく本屋に並んでいる投資の本を手に取って眺めてみるのですが、
どの本もそれぞれ分かりやすく書いていてくれていると思うのですが、
自分の不安を解消するには至りませんでした。
この本に書かれていることはとてもシンプルです。
・支出を減らす
ジェイソンさんの節約哲学(コンビニは原則使わない、家族でお金の価値観を共有する等)
は多くの人にとって共感できる内容だと思います。
・簡単で堅実な投資から始める
NISAやインデックスファンド等、言葉自体は知っていても、
具体的に何をすればいいか分からないといった方は多いと思います。
この本では投資信託の基礎中の基礎をさらっと学ぶことが出来て、
かつジェイソンさんのお勧めの投資の始め方を、自身の経験と考えを基にして
具体的に教えてくれます。
・お金を増やすことがゴールではない
あくまでお金を増やすことは自分や家族が幸せになる為の手段である、
ということが繰り返し語られています。この部分が人間として
とても信頼出来る人だと思います。
自分はこの本を読み終わってすぐに楽天証券の口座を開設しました。
最後に、この本の中で一番自分に深く刺さった言葉を紹介させて頂きます。
『継続しろよ。ただやれよ。なんで続けようとしないの?』
●悪い評価
人それぞれ
投資の成功法は人それぞれだなーと思いました。
株はやるけど不動産に手を付けない
という事だけど、私の尊敬するスピリチュアリストは
不動産はやるけど株に手を付けない。
人に騙されたり波乱万丈な人生とお聞き
しましたが今はお金貯まっていそう。
しかも社会的に成功している。
私も自分なりの投資法で1億超せました。
もちろん私にも失敗経験があり900万円負債
出した事もありました。
何らかのエッセンスがあると思い本を一読
しましたが
私の場合は厚切りジェイソンさんのやり方は
あまり参考になりませんでした。
皆さんも人の意見を鵜呑みにしないで
トライアンドエラーをしてみてから
自分に合う投資法で行くと良いと思います。
トライアンドエラーの経験がないと
失敗した時に人のせいにしたり
自分の頭で物を考える習慣が身に付きません。
「失敗した事ない」事が人生最大の失敗に
ならないよう健闘を祈ります。
センスは知識から始まる
▼聴き放題 対象
「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。
センスってどこか感覚的で、才能なものだと思いがち。しかし、著者はセンスは知識量によって磨くことができるし、言語化もできるといいます。
さらっと読めるけど、なかなか奥が深い1冊。「センスがない」と嘆く前に、まずは圧倒的な知識量をつけてみようという気持ちにさせられました。
○よい評価
けっこう、あらゆる事がセンスの問題ですね。そしてそれは知識量に依存しているという衝撃。
すごく深く重要な気づきが得られました。
同じようなテーマの本も少ないと思うので、この本は自分にとって大当たりでした。
「センス」という言葉は掴み所がなく抽象的に思われます。しかし抽象的だからこそ普遍性が高く応用性も高いのです。
著者はセンスを「数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力」と定義づけます。
これが意味することを考えて貰えば、いかにセンスが重要なものか分かると思います。
個人的な話をさせて貰えば、私は介護現場で働いていますが、その仕事の性格上、売り上げや契約本数といった、明確に成果となり得るものはなく、その成果や質は数値化できないものです。故に介護士としての仕事の成果とは何か?理想の介護士像とはどんなものか?ということを日頃から考えていました。
たとえば介護現場では容態の急変、突然の受診対応などイレギュラーな場面での対応能力も求められます。このような場面での適切な状況判断能力というのは、専ら現場での長年の経験によってのみ培われるように感じられます。
しかし本書の内容に照らせばこのような状況判断能力も「センス」となります。そしてセンスは知識量がベースとなり、磨かれるものである、というのです。
適切な状況判断は長年の勤務経験があればなんとなく出来るようになるものではなく、その状況に関連する知識がベースとなって出来るようになるものだったのです。
実際に本書後半でデザイン業界でのデザインセンスの話が取り上げられており「毎日、いいデザインか悪いデザインかの判断が目の前で大量に下されていく環境の中にいたら、自分の中にデザインの知識が蓄まってきて、自然とわかるようになってきた」とあります。
なんとなくそんなものだろうということは分かっていましたが、このことが明確に「知識」の問題である、ということに気づかせてくれたことが自分にとって何よりの収穫でした。この気づきがあったお陰で、何をすれば良いかが分かり、対策を講じられるからです。
ここでは自分個人の話をさせてもらいましたが、どんな職業の方でも状況判断という場面は必ずあるわけで、本質は同じだと思います。
サラッと読めば「ヘェ〜、そういうことも言えるかもね」みたいに読み飛ばせるような本ですが、扱っているテーマが深い分、深読みすることもできます。その意味で読み手にとって本書の価値は大きく異なりそうです。
すぐに内容を活かせるようなハウツー本と思って読むとイマイチかもしれませんが、センスというフワフワしたものの本質や原理を知りたい方にはヒントがもらえる本だと思います。読んで良かった。
まぁそうは言いつつも手軽に読めるのでまずは目を通してみても良いんじゃないかと笑
●悪い評価
得るものもありましたが……
センスの定義と、それを獲得するための手段について書かれた本です。
「センスとは、数値化できない事象を評価し、最適化する能力」
「センスを得るためには、多くの知識を蓄えることが必要」
概ね、この二文だけでこの本の内容が、まとめられます。
というのも、筆者の個人的な体験や感想に、ページの大半が割かれており、
しかも、それらのほとんどは首を傾げる様な、理論的でない文章だったからです。
ただ、先に挙げた二文をはじめ、いくつか正しいと感じたものもあり、得るものが全く
無かったわけではありませんでした。
特に読んで疲れる本でもないので、センス磨きの息抜きにでも、
目を通してみてはいかがでしょうか。
模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書
▼聴き放題 対象
ベストセラー『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』著者、気鋭の戦略デザイナーが教える「クリエイティブの教科書」。
本書では、クリエイティブを模倣(まねる)→想像(えがく)→創造(つくる)の3つのステップに分解し、「まね」から始めることで、知識ゼロ、あるいはセンスに自信がないという人にもやさしく、実践しやすい本を目指しました。
NFTやweb3など、「クリエイター経済」がますます加速し、過去の成功例が役に立たなくなっている「答えのない時代」を、豊かに楽しく生きるヒントが満載!
著者自身がそうであったように、デザインやクリエイティブに苦手意識を持つ人にこそ読んでほしい1冊です。
「センスがない」とお嘆きのあなた。いきなりつくり出すのではなく、まずは好きな作品をどんどん「模倣」してみませんか?
デザインやクリエイティブに興味はあるけど、苦手だという人は読んで損のない1冊。
創造性を磨くためだけではなく、生きていくことがしんどくなった時、不安になった時に読み返したいと思える不思議な本
読み終えたとき、これから何度も折に触れて読むことになりそうだなと思った。
それは創造性を磨くためだけではなく、生きていくことがしんどくなった時、不安になった時に読み返したいと思える不思議な本だったからだ。
もちろん、創造性を身につけるためにも有意義で、それこそ子どもから大人まで年齢を問わず役に立つ内容だったし、おすすめできる。
ただ、個人的にはそれだけでなく、
・私たちもつくることができる
・つくることはアートなどだけでなく、料理も、事業も、写真も、イベントもすべてが対象
・つくろうとおもったとき、世界を見る目、見える世界が圧倒的に変わり始め、変わり続ける
・つくれるという希望は、ときに受け入れ難い現実を前に絶望せずに済む生き方ができる
なども生きる上での心構えをつくってくれた。
この心を忘れて、生きにくさを感じた頃にまた読み返して元気をもらおうと思った。
ストーリーとしての競争戦略
▼聴き放題 対象外
2011年ビジネス書大賞受賞! 500ページ超という本格経営書でありながら、異例の12万部を突破したベストセラー!“戦略の神髄は 思わず人に話したくなるような 面白いストーリーにある。”大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられている。本書では、多くの企業事例をもとに「ストーリー」という視点から、究極の競争優位をもたらす論理を解明していく。

会社で戦略をつくっていく立場にある。
小さくても自分でビジネスを経営している。
- 「持続的な競争優位」を作り出すためには、単純なベストプラクティスの寄せ集めではいけない。
- それらが相互作用しあって描き出される、イキイキとしたストーリーでなければならない。(そのストーリー全体は他からは簡単に真似されない=持続的な競争優位となる)
というのが超ざっくりした要約。
出てくるのはスターバックスや、マブチモーター、アマゾンなど大企業の事例が多め。しかし、小さなビジネスであってもそこに「戦略」の視点が少しでも必要な限り、読んで損はない本だと感じました。
初版は2010年(10年以上前の本)であるにもかかわらず、いまだに読まれ続けていることからも、その内容が本質をとらえていることが伺えます。
注意点としては「図解が多めでAudible向きではない」という意見がみられることです。たしかに図はありますが、個人的には図をそこまで見なくても理解できるかなぁという感想。
紙の書籍だと500ページを超える大著ですが、その内容の面白さわかりやすさも相まって、オーディブルなら割と負担なく読めるはず…。
マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
▼聴き放題 対象外

月間200万PVの超人気“社会派”ブロガー・ちきりん2年ぶりの完全書下ろし!
「論理思考」と対になるもう1つの力、「マーケット感覚」を解説する初めて本です。
いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、英語力や資格などの個別のスキルよりも、「何を学ぶべきか?」「自分は何を売りにすべきか?」という「本質的な価値」を見抜く、一段上のレベルの能力が必要になります。その力を、本書では「マーケット感覚」と命名しています。
カンタンに読める(聞ける)けど、言っていることはなかなか深い1冊。
冒頭の「ANA(全日本空輸)の競合をすべて挙げてください」の問いからぐっと引き込まれます。
ANAが提供する具体的なサービス(飛行機、ホテル etc.)だけでなく、
- 遠方にいる人と顔を合わせて話をする
- 遠方の名産品を味わう
みたいな飛行機に乗ることで私たちが得たい「価値」に注目すると、テレビ会議システムやネット通販も、ANAの競合だと見えてきます。
このようにモノの「価値」にフォーカスして、「顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力」がマーケット感覚です。
今まで見えてなかった「価値」への感覚が研ぎ澄まされると、変化する世の中で生まれる新たなニーズや、自分自身にも「こんな価値が提供できるんだ!」という新たな気づきも得られるでしょう。
ビジネスに関わる人だけでなく、就活生や、公務員や専門職であっても、幅広く気づきのある本だと感じました。
▼ちきりんの『ゆるく考えよう』は、聴き放題対象!
【未読リスト】「ビジネス・キャリア」で今後聴きたい本
▼聴き放題 対象外

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3. 「政治学・社会科学」のおすすめ
飲茶の「最強!」のニーチェ
▼聴き放題 対象
不条理な世界でも人生を肯定して楽しみながら生きるとは?仕事では失敗続き。彼氏との仲もうまくいかない。自分の人生、本当にこれでよかったのか?そんな悩みを抱える「アキホ」は「飲茶先生」に助けを求めますが……
「ニーチェを学ぶと常識が打ち砕かれて絶望する」!?「だからこそ前向きな生き方が身につく」!?「神は死んだ」「奴隷道徳」「力への意志」「永劫回帰」――インパクトの強い哲学用語で知られるニーチェ。
しかし、それらはただ語感がカッコいいだけではなく、現代人の生き方指南や人生論に直結する内容でもあるのです。
明日役立つ人生哲学、ニーチェ入門書の決定版!
誰もが名前は耳にしたことのある哲学者ニーチェ。社会の“あるべき”や常識”といったものに悩まされている人は、ニーチェの哲学はきっと響くでしょう。
特にこの本は、哲学はまったくかじったことがないという人でも挫折することなく楽しく学べます。
○よい感想
哲学入門におすすめ。わかりやすいです。
「史上最強の哲学入門」も哲学の勉強を始めるのにオススメの本ですが、本書のテーマであるニーチェは、哲学入門の鉄板ネタというだけあって、とても引き込まれてしまいました。
社会、世間が作った架空の価値観に惑わされることなく、「今この瞬間」を肯定して生きていくことが大切だと学びました。
【人間は誰しも「力への意志(より優れたものを目指したいという想い)」を持っており、それを芸術に昇華させることが「幸運」にいたる道である】
という言葉も、グッときました。今に満足してしまう部分もありますが、上を目指すのは自然なことなようです。
いい勉強になりました。
●悪い感想
軽薄な内容
ニーチェをもう少し知りたいと思って、CDのオーディオブックを買いましたががっかりです。
軽薄な女性と飲茶先生の問答形式になっていて、その女性が小学生の子供レベルです。
一体この本のターゲットは子供なのでしょうか?
子供にわからせる余計な話に悪乗りが重なって、ニーチェについて何を語ろうとしているのかさっぱりわかりません。
しかもナレーションに余計な演出が入るので、気が散って仕方がありません。
ニーチェにフォーカスできないのです。
オーディオブックの企画としては失敗でしょうね。
池上彰の世界の見方 ロシア
▼聴き放題 対象
池上彰が、謎の多い国ロシアの実像を「プーチン大統領」「社会主義国家」「東西冷戦とソ連崩壊」「北方領土問題」「国際紛争への介入」「エネルギー資源と外交政策」という6つのテーマから、独自に解説。
ロシアがウクライナと戦争中の今だからこそ読むべき1冊。
池上彰さんが中高生向けに実際におこなった授業をもとに書かれているので、とてもわかりやすくロシアのことを学べます。
○よい評価
さすが週刊子供ニュースのお父さん 説明がわかりやすい
本書は一般社会人向けの解説書かと思って読み始めたら、なんと序文に「本書のシリーズは、中学生あるいは高校生を対象に、私が「世界の見方」を授業し、その内容を本にまとめています。」と書いてある。
なんだと、思ったが、さすがにNHK時代に1994年から2005年まで11年間も「週刊子供ニュース」のお父さん役を務めて好評を博した筆者だけのことはある。予備知識のないものにも噛んで含めるような丁寧な説明でよくわかる。
本書の構成は
第一章「プーチン大統領」から見るロシア
第二章「社会主義国家」から見るロシア
第三章「東西冷戦とソ連崩壊」から見るロシア
第四章「北方領土問題」から見るロシア
第五章「国際紛争への介入」から見るロシア
第六章「エネルギー資源と外交政策」から見るロシア
の全六章からなっている。
いずれも、毎日の新聞をよく読み、テレビのニュースなどを見ていればわかる問題ではあるが、こうしてまとめて解説してもらうと、ロシアという国の問題点がよくわかる。
とくに現在、日本国民の一大関心事。北方領土問題についてにの説明は地図も数葉用意して力の入った説明になっている。ソ連は長崎に原爆が落とされた1945年8月9日、日ソ不可侵条約を一方的に破り日本領土に侵攻してきたが、日本の公式な降伏日は8月15日ではなくて、戦艦ミズーリ号上で降伏文書に調印した9月2日であるという。しかるにソ連は9月2日を過ぎても、日本の北方領土に攻撃を加え、ついに歯舞群島、色丹島まで占領してしまった。
ソ連は北方4島は「第二次大戦の結果、ソ連領になった。」と嘯いているが、すくなくとも歯舞色丹は日本が正式に降伏文書に調印した後占領したもので、現在安倍総理が歯舞色丹の先行返還をプーチンにぶつけて交渉中なることはよく知られているところである。そんなことはまずないとは思うが、ロシアが二島返還に応じるにしても日米安保条約の存在がある。日本が米軍基地は歯舞色丹には作らせないと確約しないかぎりプーチンは返還に応じないだろう。
色々難しい問題を著者は、いろいろな切り口からわかりやすく説明してくれる。流石だと思わせる。
●悪い評価
特に見当たらず。
史上最強の哲学入門
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最高の真理を求めた男たちの熱き闘い!
ソクラテス・デカルト・ニーチェ・サルトル……さらなる高みを目指し、知を闘わせてきた31人の哲学者たちの論が激突。まさに「史上最強」の哲学入門書!

「哲学」って興味はあるけれども、ハードルが高くて…。
そんなあなたにピッタリなのが、飲茶さんの『史上最強の哲学入門』です。
この本で紹介されている哲学者31人は以下の通り。
これだけ多くの哲学者の思想をおもしろおかしく、そしてわかりやすく、ポイントをしぼって解説してくれるのが飲茶流。
もちろんこの本だけで、その哲学者をわかった気になるのは違うと思うのですが、それでも「哲学」に触れるきっかけとして最適です。
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
▼聴き放題 対象
「将来が不安」「お金がほしい」「死ぬのが怖い」
これらの現代人の悩みははるか昔から私たちを苦しめていた人類共通の悩みです。
であるならば、哲学者たちはこれらの悩みに答えを出しているはずです。
平易な言葉で哲学を学べて、あなたの悩みが解決する1冊です。

いろんな哲学者の考え方を、幅広く知りたい。
哲学が現実の社会や、自分たちの生き方にどのように役立つのか知りたい。
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』はそんなあなたにピッタリ。
哲学って日常とは関係ない「机上の空論」だとなんとなく感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし、実はまったくそんなことはありません。哲学者だってただの人間。私たちと同じような悩みを抱え、それに一生懸命答えを出そうとしてきたのです。
この本では、実に26人の哲学者が、
- お金持ちになりたい
- 自分の顔が醜い
- 他人から認められたい。チヤホヤされたい
- 嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない
- 重い病気にかかっている
などといった、私たちが抱えがちな悩みに答えてくれます。「哲学って自分自身の生活に役立つんだ!」と、哲学がちょっと身近に感じられる1冊です。
反応しない練習
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ブッダは実は「超クール」――毎日、ムダな「反応」をしていませんか?
草薙龍瞬が自身の声でお届けする『反応しない練習』。
悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――
ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには?
注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。
オーディオブックだけの特別メッセージを収録!

・いつも生活に追われていて、心に余裕がない…
・今の仕事に満足していない。この先を考えると、不安…
・イヤなことや失敗が重なって、落ち込んでいる…
・苦手な人がいて、人間関係でストレスを感じている…
私たちが生きる上での本質的な悩みの数々…。それらを一気に解決するために書かれたのが『反応しない練習』です。
「なんでも悩みを解決してくれるだなんて、そんな都合のいいことあるの?」と思われるかもしれません。
しかしそれが実現できるのは、この本が2500年以上の歴史を耐え抜いてきた、仏教の「すべては刺激に対するあなたの反応で決まっている」という根本原理にまで遡っているから。
しかも、それがとにかくわかりやすく説かれているのがこの本のすごいところ。
著者の草薙 龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)さん自身が、優しい語り口で読み聞かせてくれるのもオーディブルならではのおすすめポイントです。
地球の未来のために僕が決断したこと 気候大災害は防げる
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暴風雨、高潮、干魃、感染症の拡大…….気候大災害が今世紀中に奪う命の数は、COVID-19の5倍にものぼる。人命を奪い、経済を後退させる気候の惨劇を避けるためになにができるのか。その答えを探すため、ビル・ゲイツは科学、経済、政治の専門家と協力し、気候変動を解決するためのブレークスルーを探し求め、来るべき世界の姿を思い描いてきた。
10年にわたるその取り組みは、あらゆる人が科学文明のもたらす豊かさを享受できる「本当に持続可能な世界」を指し示している。今なお世界の最先端をリードするテクノロジーの巨人が、我々が歩むべき前進の道を提示する。

気候変動・温暖化の問題はもちろん聞いたことあるけど、実際どれくらい深刻なのか、これからどうしていけばよいかわからない。
そんなあなたに、ぜひ読んでいただきたい名著。
現状では年間510億トンもの温室効果ガスが排出されているといいます。この本では、その排出量をゼロにするためのビル・ゲイツの考察が示されるのですが、それがとても論理的&初学者でもわかりやすい!
彼は、年間510億トンの内訳を以下の5つの分野にわけます。
それぞれの分野に対して、テクノロジー・ビジネス・政治、科学的な知識、先進国と途上国それぞれ国の状況etc…も加味しながらスマートに論が展開されていくのは圧巻。
現代を生きるすべての人が知るべき事実が、ギュギュッと詰まった1冊です。
【未読リスト】「政治学・社会科学」で今後聴きたい本
▼聴き放題 対象
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4. 「歴史」のおすすめ
サピエンス全史
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国家、貨幣、企業……虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした! ではその文明は人類を幸福にしたのだろうか? 現代世界を鋭くえぐる、50カ国以上で刊行の世界的ベストセラー!

せっかく読書するなら、ビジネス書だけでなく本格的な教養書にも挑戦してみたい…
そんなあなたに最初の1冊としてピッタリなのが『サピエンス全史』です。
この本は1200万部を超える世界的大ベストセラーなのですが、いざ手に取ると分厚いし難しいしで、挫折する人も少なくありません。そんな分厚い本でも「聴く読書」なら、知らぬ間に読めて(聴けて)しまうのがオーディブルのすごいところ。
歴史だけでなく生物学や科学など、さまざまな学問分野の知見を駆使しながら、「私たち(ホモ・サピエンス)はどこからきたのか」という壮大なスケールの歴史観を解き明かしてくれます。
上巻では、数多くいた人類種の中でなぜホモ・サピエンスだけが地球を制圧できたのかを約7万年前の「認知革命」という考え方を用いて解説されるのが一番の見どころ。
さらに「農業革命」や「貨幣」など、サピエンスの生活を一変させることとなった発明についても説かれます。
ホモ・デウス : テクノロジーとサピエンスの未来
▼聴き放題 対象
我々は不死と幸福、神性をめざし、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。50言語以上に翻訳され、750万部突破の世界的ベストセラー!
『サピエンス全史』と同じく、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著作。『サピエンス全史』が人類の“過去”がテーマだとしたら、『ホモ・デウス』は人類の“未来”がテーマ。
タイトルの『ホモ・デウス』は「ホモ=ヒト」「デウス=神」から成る「神のヒト」という造語。つまり人間は、不死を目指し、絶え間ない幸福を追求する「神」へと進化していくというのです。
- 人間に自由意志などなく、他の生命同様ただのアルゴリズムにすぎない?
- 「人間至上主義」の次は「データ至上主義」?データにすべてを決めてもらう時代が、すぐそこまで来ている?
- AIなど知能の高いアルゴリズムが発達すれば、多くの人間は“無用者階級”に?
- 一部の人類(ホモ・サピエンス)だけがアップデートされた「ホモ・デウス」となり、その他大勢は家畜化される?
ちなみに『ホモ・デウス』は、上巻はなかなか核心に入っていかず、モヤモヤするかもしれません。思い切って下巻の9章くらいから聴いた方が、むしろ挫折しないかと…。
そのうえで、改めて上巻に戻ることで、なぜ宗教やアルゴリズムや家畜の話をするのか…というあたりがわかりやすくなると感じます。
【未読リスト】「歴史」で今後聴きたい本
▼聴き放題 対象
▼聴き放題 対象

5. 「小説(フィクション)」のおすすめ
池井戸潤作品
陸王
▼聴き放題 対象
勝利を、信じろ。
埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、足袋作り百年の老舗。日々資金繰りに頭を悩ませる宮沢社長は、足袋製造の技術を生かしたランニングシューズの開発を思いつく。伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで、こはぜ屋は一世一代の大勝負に打って出る! ドラマ化(TBS日曜劇場 主演:役所広司)でも話題を呼んだ、感動の物語。
池井戸潤先生の代表作の1つ『陸王』は、聴いて絶対に損しない傑作。
細かくはネタバレになってしまうので控えますが…飯山顧問の仕事への執念、こはぜ屋の買収話の展開などなど、名言連発。考えさせられるところも多い作品です。
(クライマックス直前、茂木選手のセリフ。ストーリーを追っていくと、かなりグッときます)
「今のこはぜ屋さんは、いってみれば2年前のオレと同じなんです。ピンチで困り果て、必死で這い上がろうともがき苦しんでいる。もし、それを理由にオレがこのシューズを履かなかったら、それはオレが苦しい時に背を向けた連中と、自分が同じことをすることになる。オレはそうしたくない。オレは自分が信じようとしたものを、ずっと信じていたい。
もしこのシューズを履かなかったら、それは自分自身を裏切ることになってしまうんです」
『陸王』池井戸潤 著
そして、ナレーターの高川 裕也さんがほんっっとうに上手い!一人で何役も演じ分けて、ラジオドラマそのもの。再生時間も16時間以上。聞き応えも抜群です。特にオススメできる、オーディブルで絶対に聞いて欲しい作品。
○よい感想
下町ロケットと同じように、本当に小さな会社が大手と戦う。
そして、池井戸潤を読んだ方はわかるように必ず、読後、清々しい気持ちにしてくれる。
たしかにロケットと足袋では、全然、内容も違います。
ただ、モノづくりに対する理念は同じ。
たしかに、池井戸潤の作品は読者のかたならわかるように、結果的にはいつもの展開。
でも、やっぱり何か新しいと感じさせられます。
それはネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、個人、個人が抱えている悩み、挫折、葛藤、再生、それが下町ロケットとはかなり異なると思います。
とても細かく描写されています。
同じモノづくりでもロケットと靴はコスト、規模、全部、異なります。でも、結果はおなじみのパターン。
でも、やはり斬新さを感じれるのは、今回の作品には、挫折をどう乗り越えるか、個人、個人の抱えている過去、現在があり、とても人間らしいところに焦点が当てられています。
ロケットと靴、だから、靴のほうが身近だから感じれるのではなく、人間が描かれているのです。
それは、誰もが少なからず抱えたことのある感情がどの登場人物にも織り込まれているからだろう。
下町ロケットやアキラとアキラなど池井戸潤作品はどれも面白いい。
だが、この作品は結果はどうであれ、やはり新しさを感じずにはいられない。
●悪い感想
池井戸さんの本をいくつか読んでみて,これもそうですが,善人と悪役がはっきりしすぎていてつまらなかったです。悪役は,これでもかというくらい嫌~な人物で,そして必ず最後はその悪役がギャフンといわされる。子供向けストーリー展開を,ビジネスに置き換えたような印象を受けた。専門分野を知識のない人でも楽しめるように書くセンスは素敵だけど,読んでいて,どれも最終着地(主人公その他善人キャラはハッピー,夢が叶う,悪役は沈んでいく)が丸見えで,やっぱりそうなるのかと最後は残念な気持ちになる。
↓ドラマ版『陸王』もオススメ。ただ原作に結構忠実なので、まずは原作からぜひ楽しんでもらいたい。プライム会員なら無料で見れます。
鉄の骨
▼聴き放題 対象
中堅ゼネコンの若手、富島平太が異動した先は、“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。
恋人の萌との関係もぎくしゃくし、悩みはつきない平太。技術力を武器に、真正面から地下鉄工事の入札に挑もうとする平太らの前に、「談合」の壁が立ちはだかる。
組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!
『鉄の骨』で描かれるのは多くの人が知らないであろう「談合」の世界。主人公である富島平太と彼の上司たち、建設業界の影のフィクサー三橋など登場人物が魅力的な作品です。
くわえて注目したいのが、富島の恋人、萌の悪女っぷり(笑)すれ違っていく恋の行方も気になりすぎて、長めの作品ではあるのですがあっという間に聴いてしまうことでしょう。
空飛ぶタイヤ
▼聴き放題 対象
走行中のトレーラーのタイヤが外れ歩行者の母子を直撃した。車両の製造元であるホープ自動車が出した結論は、「運送会社の整備不良」。納得できない運送会社社長・赤松徳郎は、真相を追及しようとする。赤松の前を塞ぐ大企業の論理。家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況に陥るが……!? 本作映画に出演の俳優・高川裕也さんによる朗読版!
三菱自動車リコール隠しという、現実の事件が題材となっている傑作小説ですが…とっても面白かった!総再生時間20時間の大作ですが、その分作品としても非常に厚みがあります。
登場人物の描写もとても緻密。主人公に感情移入もできるし、敵役もとことん憎くなることでしょう。
作品のよさを、高川さんの朗読がさらに引き立てます。オーディブルでこそ聴く価値あり。
↓ドラマ版『空飛ぶタイヤ』も傑作。プライム会員なら無料で見れます。

ドラマ版or映画版をすでに見たという人も、ぜひ原作にチャレンジしてみてほしいです。
私自身もすでにドラマ版をみていましたが、それでもハラハラドキドキ楽しめました。
七つの会議
▼聴き放題 対象
きっかけはパワハラだった。万年係長がエリート課長を社内委員会に訴える。しかし役員会が下したのは、不可解な人事。二人に何かあったのか。この会社には何が起きているのか――。
夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ。”働くこと”の意味に迫る、傑作クライム・ノベル!

顧客のことを考えずに、自社の利益しか考えない会社の方針に嫌気が差している…
ちょっとでもそんなことを思っていたら絶対にハマるのが、傑作『七つの会議』です。
舞台となる東京建電もその親会社のゼノックスもとにかく腐敗しまくっており、「この件、隠蔽する」「この会議に、議事録はない!」といった“逆名言”が満載。
映画化もされているのですが、原作は少し違うので映画を見た人でも十分楽しめること間違いありません。
↓映画版『七つの会議』もとてもオススメ。プライム会員なら無料で見れます。
あと、ナレーターの平川 正三さんの朗読がとにかくスゴくて感動を覚えるレベル。(一人で何役も声色を使い分けている)
それはもう、単なる「朗読」にとどまらず、ラジオドラマ、あるいはもはや別個の作品といってよいでしょう。「オーディオブックとして聴く価値のある作品」へと、見事に昇華されています。
下町ロケット
▼聴き放題 対象
研究者の道をあきらめ、家業の町工場を継いだ佃航平は、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。創業以来のピンチに、巨大企業・帝国重工が近寄ってきた。特許を売れば、窮地を脱することができる。だがその技術には、佃の夢が詰まっていた――。男たちの矜持が激突する感動のエンターテインメント巨編。第145回直木賞受賞作。
直木賞も受賞した、いわずもがなの池井戸潤代表作。下町の小さな町工場が、数多くのピンチを乗り越えて、ロケット開発へと参画していく物語。
とっても面白いですが、すでにドラマに観ている人はもしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。ドラマ未視聴の人は大満足間違いありませんので、ぜひ聴いてみてください!
↓ドラマ『下町ロケット』もとてもオススメ。プライム会員なら無料で見れます。(有名なのは阿部寛さん主演の方ですが、そちらは現在プライムでは観れなくなっています5)
下町ロケット ゴースト
▼聴き放題 対象
帝国重工の業績悪化や番頭・殿村の父の大病など、佃製作所は予期せぬトラブルによりまたしても窮地に陥っていく。そんな中、社長・佃航平が下した意外な決断とは……? 宇宙(そら)から大地へ。いま、新たな戦いの幕が上がる――!
ドラマも見ていてストーリーは知っていましたが、個人的には1・2作目よりも断然面白かったです。中盤以降、悪徳弁護士をやっつける展開は痛快の極み。
3作目『ゴースト』は4作目『ヤタガラス』の上巻のポジションですので、必ずセットでお楽しみください。
○よい感想
中小企業の応援歌だと思う
現実として、「帝国重工」は「M重工」だと推測されるが、あれほどの大会社でも、最近、米国の原子力関連子会社で数千億円の欠損を出している、と新聞報道がなされており、船舶関連、航空機関連等今一つ芳しくない模様である。池井戸作品は、そのような大会社を相手としても、日本の中小企業の技術力・ノウハウは十分に対抗して生き残れることに期待している。中小企業を元気づけてくれる一冊であると確信した。
●悪い感想
面白いか➡︎面白い、でもね
面白かったかどうかで言うと、面白かったです。
私は速読者ではありませんが、集中して読んでいるときは、比較的読むのが速い人間です。
その代わりに、何度も読みます。
そんな私が、飽きる事なく一気に読んでしまうほど面白かったです。
しかし、4時間ほどで読めてしまう内容なんですよね。
しかも読み終わった後に、もう1回読もうと思わない。
つまり中身が薄いって事だと思います。
半沢直樹2 オレたち花のバブル組
▼聴き放題 対象

銀行本店営業部に異動した半沢直樹が押しつけられたのは、巨大損失を出した老舗ホテルの再建という頭取命令だった。銀行内の見えざる敵、金融庁検査官・黒崎との対決、出向先での執拗ないびり。やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。その流儀を貫く半沢は、次々に襲いかかる逆境をどう切り抜けるのか――? 大ヒットドラマ「半沢直樹」原作!!
ドラマ『半沢直樹』シーズン1の伊勢島ホテル編の原作ですが、これが予想以上の名作で驚きました。
なんといっても、半沢の同期の近藤がもうひとりの主役。名言連発です。
「人生は変えられる。だがそれには勇気がいる。いまのあんたはいじけたサラリーマン根性丸出しの、見苦しいオヤジだ。ノーに比べたら、イエスは何倍も簡単なんだ。だけどな、オレたちサラリーマンがイエスとしかいえなくなっちまったとき、仕事は無味乾燥なものになっちまうんだよ」
『半沢直樹2 オレたち花のバブル組』より
大和田常務、黒崎検査官などお馴染みのキャラもこの回で登場。『半沢直樹』の原作にチャレンジするなら、まずはこの作品と最新作の『アルルカンと道化師』がオススメです。
半沢直樹 アルルカンと道化師
▼聴き放題 対象
東京中央銀行大阪西支店の融資課長、半沢直樹のもとにある案件が持ち込まれる。
大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。
有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とはーー!? 半沢直樹シリーズ待望の最新作!!
半沢直樹シリーズの最新作『半沢直樹 アルルカンと道化師』は、時系列でいうと『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』のさらに前にまで戻ります。
半沢直樹がまだ東京中央銀行大阪西支店の融資課長だったときの物語なので、国家権力と立ち向かった前作を思うとスケールはそこまで大きくありません。
しかしスケールダウンしたことで、単なる陰謀や策略的な話にとどまらず、登場人物の人間模様がゆたかに描写されるのがその魅力。
とくに、物語のキーパーソンとなる画家たちの友情に、グッと込み上げてくるものがありました。

『半沢直樹』シリーズは、ナレーターの吉田 健太郎さんの朗読が魅力のひとつ。
登場人物のセリフをドラマの配役に寄せにいっていて、情景が浮かびます。(特に半沢と渡真利が最高)
伊坂幸太郎作品
ペッパーズ・ゴースト
▼聴き放題 対象
少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。
生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!
「井坂ワールド全開」「集大成」との触れ込みが評判のこちらの作品。
私自身は伊坂作品は『重力ピエロ』以外は読んだことなく、いまいち何が“井坂ワールド”かはわからないまま読み進めましたが、いやー面白かった!(個人的には『重力ピエロ』より好き)
最初はなにがなんだかわからないまま話は進んでいくのだけれど、それが少しずつ一点に集結していく伏線&回収のストーリー展開がすごい。
作中の1つのテーマであるニーチェ思想を学んだあと、またぜひ読み返してみたいとも思いました。
朗読も上手ですし、楽しめること間違いなし。自信をもっておすすめします。
グラスホッパー
▼聴き放題 対象
復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
殺し屋シリーズ”最初の作品。これぞ極上のエンタメ小説!という感じで、とてもおもしろかったです。
バラバラだった伏線が一つにつながっていくのがとても気持ちいい。
“殺し屋シリーズ”は第2弾『マリアビートル』第3弾『AX アックス』へとつながっていくので、引きつづき読んでいきたいと思います。
○よい感想
とても面白いです。
ターゲットを心理的に自殺に追い込む「鯨」、圧倒的身体能力を持つナイフ使い「蝉」といった殺しを生業とする二人の男の描かれ方がハードボイルドな感じでとても良いですね。
本書は、上記二人の殺し屋の、プロとして視点に加え、妻を殺された復讐心から怪しい組織の社員となった、元教師の「鈴木」の視点を合わせた三つの立場からそれぞれ語られていく手法がとられています。
この「鈴木」パートは、復讐という目的がありながら、鈴木のお人好しな性格から、追い詰められた状況にあっても絶望感よりユーモア感が漂う、これまでの伊坂幸太郎を感じさせるパートです。
魅力的なキャラクターの存在、ぐいぐいと読ませる面白さで全体としてバランス良く、読後感も爽快です。
次は、さっそく続編の「マリアビートル」を読んでみたいと思います。
●悪い感想
中盤まではバラバラの殺し屋たちの動きが段々と絡み合ってきてさぁどうなる!って感じで面白かった。けど終盤は「は?」って感じで終わってしまう。
理解ができずもう一度読んで、さらにググって解説を読んで「ふーん。なるほど。」って感じ。
死神の精度
▼聴き放題 対象
1、CDショップに入りびたり、 2、苗字が町や市の名前であり、 3、受け答えが微妙にずれていて、 4、素手で他人に触ろうとしない。 ――そんな人物が身近に現れたら、それは死神かもしれません。1週間の調査ののち、その人間の死に〈可〉の判断をくだせば、翌8日目には死が実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。
死神が主人公の6つの短編集。金城武さん主演で映画化もされており、伊坂幸太郎作品のなかでもファンの多い作品の1つ。
「死」がテーマではあるものの、決して重い物語ではありません。
どの短編も面白かったですが「恋愛で死神」と「死神対老女」が個人的にはよかったです。
カズオ・イシグロ作品
日の名残り
▼聴き放題 対象外
〔ブッカー賞受賞〕短い旅に出た執事が美しい田園風景のなか古き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された外交会議の数々。遠い思い出は輝きながら胸のなかで生きる。失われゆく伝統的英国を描く英国最高の文学賞受賞作。
2017年ノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロ氏。彼の1989年の作品で、英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞したのが『日の名残り』です。
この本はスティーブンスという真面目な執事の一人語りでストーリーが進むのですが、文学に素養のない筆者にとっては、正直言って最初はやや退屈でした。
しかしこの“一人語り”のスタイルに慣れてきたら、あとはこっちのもの。気づけばこの作品の虜となってしまうことでしょう。
以下は、心に響いたスティーブンスの一言。
あのときああすれば人生の方向が変わっていたかもしれない ーー そう思うことはありましょう。しかし、それをいつまで思い悩んでいても意味のないことです。
私どものような人間は、何か真に価値あるもののために微力を尽くそうと願い、それを試みるだけで十分であるような気がいたします。
そのような試みに人生の多くを犠牲にする覚悟があり、その覚悟を実践したとすれば、結果はどうであれ、そのこと自体がみずからに誇りと満足を覚えてよい十分な理由となりましょう。
『日の名残り』カズオ・イシグロ著
ラストシーンは美しく、そしてどこまでも生真面目なスティーブンスの人間性に思わずクスリと笑ってしまう。
田辺さんの朗読も耳に心地よく、オーディブルでこそ聴く価値のある一冊です。
↓映画も傑作とのことなので、見てみようと思ってます。

クララとお日さま
▼聴き放題 対象外
ノーベル文学賞受賞第一作カズオ・イシグロ最新作、2021年3月2日(火)世界同時発売! AIロボットと少女との友情を描く感動作。
『クララとお日さま』は、AF(Artificial Friend:人工親友)のクララが語り手の物語。
AFというのはAIロボットで、人間(主に子ども)へと尽くし、孤独を感じさせないようにするのがミッション。
そんなAFクララと、人間の女の子ジョジーとの“友情の物語”といえば聞こえはよいですが、始まりからしてどこか不穏な空気が…
どこに向かっていくのか?救いはあるのか?とかなり後半まで不安になりました。(とにかく、途中で怖くなっても、なんとか最後まで聞いてほしい)
それもそのはず、人間の登場人物たちはみな、人間であるがゆえの闇、身勝手さ、醜さを抱えています。
一方のクララはそんな人間たちに振り回されながらも、AIゆえにどこまでも純粋に、献身的にジョジーに尽くそうとするのです。
その無垢なクララのあり方が、私たちの心をぐらんぐらん揺さぶります。
そして物語のラストは、美しく、たしかに感動もするのですが…けれどもどこか寂しい…。
決して難しい物語ではありませんが、たくさんの問題提起や、メッセージの詰まった作品です。
ナレーターの近藤 唯さんは有名な声優さんですが、朗読が抜群に素晴らしく、オーディブルでこそ聴く価値あり。
○よい感想
AI搭載のロボット少女が主人公(語り手)の物語。
科学と人間の在り方について考えさせられる。
物語の始めの方から、なんとなく不穏な雰囲気だ。和やかでほっこりするようなエピソードの時にも、読んでいて不安が常につきまとう。読み進めるうちに、登場人物たちの考えが少しずつ明らかになってきて、背筋が寒くなってくるところもある。が、読後は、穏やかな気持ちに包まれるし、もう一度読んでみたい、とも思わせる。著者の作品の中でも、最高の読後感かもしれない。
人を助けたいと思い、根拠が薄い迷信のようなことでも信じて祈る、という最も人間らしい行動を、AIもするなんて、なんと皮肉で、そしてまた希望を感じさせる。
2017年にノーベル賞を受賞したときの記念講演で、著者は「人工知能」や「遺伝子編集」「野蛮な能力主義社会」などへ危惧を語っていた。それらが形となったのが本作ということか。
●悪い感想
池井戸さんの本をいくつか読んでみて,これもそうですが,善人と悪役がはっきりしすぎていてつまらなかったです。悪役は,面白くなかった。小説はすべて作者の想像力で描かれるわけだが、この作者の勝手な想像力に付き合う気になれなかった。どうとでも書けるし、表現も変。共感できない。笑いがない。シュール。人工知能は感情持たない。書籍にするためにだらだら長く書いている。人工知能が感情を持って人工知能の目線で物語を書くというのは新鮮だが、星新一のショートショートぐらいのページで収めてくれなきゃ。
わたしを離さないで
▼聴き放題 対象外

介護人キャシーは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友たちも提供者だった。彼女は、施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。ブッカー賞作家の新たなる傑作。
この作品は傑作です。しかしながら、軽い気持ちで読み進めると想像以上にヤケドします(笑)
なにを書いてもネタバレになってしまうのでなかなかコメントしづらいのですが、自分は読了直後のショックが大きく、すぐには立ち直れませんでした…。
それだけ深く重く、私たちに心に突き刺さってくる作品。
同じカズオ・イシグロ作品でも、素朴な感動を味わいたい人は『日の名残り』や『クララとお日さま』から始めるのがオススメ。
『わたしを離さないで』はなかなかの長編ですので、内容もふくめると、自分自身オーディブルで聴かないと挫折していたと思います。
上月 麻未さんの朗読はすばらしいですし、ぜひチャレンジしてみたい!という人は、ぜひオーディブルで聞いてみてください。間違いなく触れる価値のある作品です。
↓ドラマ版『わたしを離さないで』は、プライム会員なら無料で見れるので、ぜひあわせてお楽しみください。

吉田修一作品
国宝
▼聴き放題 対象
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!
極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。
作家生活20周年記念作品として放つ渾身の大作。
極道の家に生まれた喜久雄(きくお)が、歌舞伎の名家の養子になり、芸の道を極めていく物語。どんな困難が降りかかっても、何度でも立ち上がる姿に感動を覚えます。
主人公に限らず、一人一人の登場人物がステキで、生き様がとてもつもなくかっこよいのもこの作品の魅力。
さらにすごいのが、この作品を朗読しているのが、歌舞伎役者の尾上菊之助さんだということ。実際に、目の前で歌舞伎が演じられているような臨場感を味わうことができ、その世界に引き込まれます。
Audibleでこそ聴く価値のある文句なしの傑作です。
○よい感想
2007年の「悪人」の後、吉田修一は長期低迷に入ったように私には思えた。「路」「怒り」を除けば平凡な作品で、この2作さえ「悪人」の感動には及ばなかった。しかし、考えてみれば「悪人」のような高い完成度の作品を次々に発表するのは無理というものだ。だが、10年たってようやく「悪人」を凌駕する作品が現われた。「国宝」は、歌舞伎界という設定もユニークなら、そのストーリー、構成、文体にも凝った作者渾身の作品である。何より、上下巻700頁を一気読みの面白さなのだ。これは吉田修一の新たな代表作であり、現代日本の小説のなかでひときわ光彩を放つ傑作である。
●悪い感想
『怒り』を戦慄と興奮をおぼえながらひきずりこまれるようにして読んだ。その体験からいうと『国宝』はなぜか最後まで没頭できなかった。極道出身の天才女形を中心とした歌舞伎三代物語という強烈な題材を扱いながら意外と単純な話の展開になっている。そのわりに上方風のねっとりとした語りのクセが強すぎてすっと入ってこない。相当な勉強をして書いたのだと思うが、歌舞伎の解説が多すぎて煩く感じた。最後まで読みとおしたが、ワイドショーを途切れ途切れに見ているような印象しか残っていない。因果がめぐるサーガ系の小説で昨今面白いものに出会わないので期待していただけに残念。新境地にチャレンジしたのだと思うが、あまりよさがでていないと思った。
悪人
▼聴き放題 対象
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――九州地方に珍しく雪が降った夜、ひとりの土木作業員が、保険外交員の女性を殺害してしまう。そして、出会い系サイトで知り合った女性と逃避行に及ぶ。残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。
吉田修一の代表作。「だれが本当の“悪人”なのか?」というキャッチフレーズで、妻夫木聡さん深津絵里さん主演で映画化もされました。
罪を犯した犯人は“悪人”なのでしょうが、その裏にはさまざまな“悪”の連鎖のようなものが渦巻いていて、なにかのきっかけでそれが1つの犯罪行為として芽を出す部分があるでしょう。
この作品では、1つの殺人事件の裏にある“悪”の連鎖・人間模様が、巧みな表現力で描かれます。
舞台は九州北部なのですが、福岡出身の俳優の田中 麗奈さん、中村 蒼さんがナレーター。彼らの自然な方言も印象的でした。
↓映画版『悪人』もプライム会員なら無料で見れます。(2022年1月5日現在)

路
▼聴き放題 対象
1999年、台湾に日本の新幹線が走ることになり、入社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まった。春香には忘れられない思い出があった。台湾を旅した学生時代、よく知らないまま一日を一緒に過ごした青年がいた。連絡先をなくし、それ以後ずっと会えないままだった……。
台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄される日本人商社員、車輛工場の建設をグアバ畑の中から眺めていた台湾人学生、台湾で生まれ育ち終戦後に日本に帰ってきた日本人老人、そして日本に留学し建築士として日本で働く台湾人青年。
それぞれをめぐる深いドラマが台湾新幹線の着工から開業までの大きなプロジェクトに絡んでゆく。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描く渾身の力作。
NHKでドラマ化もされている作品。台湾新幹線プロジェクトを軸にしつつ、台湾人と日本人とのあたたかい人間模様が描かれます。
台湾の情景が目の前に浮かんでくるようで、読了後はきっと台湾に行きたくなるでしょう。
宮部みゆき作品
ソロモンの偽証
▼聴き放題 対象
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。
全6巻、文庫版の総ページ数3,199。オーディブル版の総再生時間およそ79時間の大作。長かったですが、最後まで読んだ甲斐がありました。
ナレーターの羽飼まりさんの朗読も臨場感があって素晴らしかったです。
書籍だと挫折しそうな長さですが、オーディブルだとスルスル聞いてしまうこと間違いなし!全力でおすすめします。
火車
▼聴き放題 対象
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作を俳優の三浦友和が朗読。
ヒリヒリと緊張感のある展開&描写にただただ痺れました。
ここまで物語に没入したのも、これまで読んだ小説の中で一、二を争います。
俳優の三浦友和さんの朗読もすばらしく、絶対に聞いてほしい傑作小説。
平野啓一郎作品
本心
▼聴き放題 対象
愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか?ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは──急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。
格差問題、VR、死の自己決定性(安楽死)などがテーマの、2040年代が舞台の近未来小説。
それだけ聞くと重く思えるかもしれませんが、割とさらりと聴けるさわやかな作品だと感じました。
また著者の提唱する「分人主義7」が哲学的な主題として貫かれているそう…。
(初読でそうした哲学的なテーマまで、100パーセント読み解くのは自分は難しかったです)
参考:平野啓一郎『本心』ロングインタビュー!「強調したかったのは、愛する人が他者であるということはどういうことなのかというテーマです」
娯楽として楽しむのもよし。何度か読み返して哲学的に思索する価値もある作品。
ある男
▼聴き放題 対象

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。
ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
愛にとって過去とは何か? 人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか?
「ある男」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
しがらみを捨て“ちがう自分”になりたいときがあります。この本はその究極形。自分の過去や出自そのものを捨てるため、戸籍交換して別の自分になった“ある男”。
“ある男”が戸籍交換をしてまで捨てたかった過去は? 自分ならその過去を知って、それでも彼を愛せるだろうか?そんなことを考えさせられる作品。
その他作家の作品
同志少女よ、敵を撃て
▼聴き放題 対象
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
2022年本屋大賞受賞の超話題作。第二次世界大戦時の、ロシアとドイツの戦争を描いた物語。
物語の面白さもさることながら、狙撃シーンの臨場感が特にすごかったです。
硝子の塔の殺人
▼聴き放題 対象
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。著者初の本格ミステリ長編、大本命!
『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』にありそうな、名探偵が連続殺人事件の謎解きをしていくミステリー小説。
なかなか長い作品ですが、登場人物のクセがクセになる&先の展開が気になりすぎて一気聴きしてしまいました。
面白かった!
久しぶりに本格推理小説を読みました。18歳?くらいの時に十角館の殺人を読んで衝撃を受けてから、かなりの数のクローズドサークルものを読みましたが、最近は歴史小説ばかりでした。怪しい建物、怪しい登場人物、密室殺人、名探偵による真相究明…そしてその更に奥にある真実。クローズドサークルファンにとってはとても楽しめました。また名探偵と助手とのちょっと変わった形の関係も良く、切なさの残るラストもとても良かったと思います。
過度な期待は禁物
帯で大絶賛されており、あらすじを観て興味を惹かれ購入。
個人的にはそこそこ楽しめましたが、絶賛されるほどの作品かというと……。
こういったミステリを読み始めたばかりの若い人には読みやすく、導入部としてはいいのかもしれないと思う反面、ミステリーマニアなネタも多々ちりばめられているため、読みなれてない人には読むのが苦痛になるのかな?と相反する性質を持つ作品だと感じました。
(私もあまり詳しくないので、途中の脱線に辟易することも何度か……)
あまりミステリを読みなれてない人が、良く分からないうんちくはすっ飛ばして流し読みすると程よく騙されて楽しめるのではないでしょうか。
ザリガニの鳴くところ
▼聴き放題 対象外
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。
以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…
みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー。
家族に捨てられた少女の成長物語であり、ミステリー小説であり、差別や環境破壊などがテーマの社会派作品でもあり…『ザリガニの鳴くところ』はいろんな角度から楽しめる、重厚な作品。
著者は動物学者なのですが、その専門知識や、美しい自然描写も見どころのひとつ。
主人公カイヤ、彼女をサポートする黒人夫婦のジャンピンとメイベル、少年テイトなど登場人物もとっても魅力的。
後半一気に物語は加速していきますが、そこからは寸暇を惜しんで聴いてしまいました…。(ラストシーンはすごく衝撃)
再生時間17時間近くもあり、ナレーターも上手だし、聞き応えもバツグン。聴いて絶対に損はさせません。超オススメ!
○よい感想
2019年の全米ベストセラー小説。どうせ看板倒れでがっかりするんだろうな、という予感をみごとに裏切る読書体験になりました。読者は少女といっしょに闘い、悩み、悲しみ、成長する。少女が感じる大地の息吹を共有する。動植物、鳥獣たちとの交感を仮体験する。孤独の真実の意味を理解する。救いの手を差し伸べる黒人や少年に慈愛の思いを抱く。陥る窮地にはらはらする。最後は――やはりこういう結末でなきゃあね、と一種の胸すく思いとともに、じわっと込み上げてくるものを余韻として本を閉じる。象徴的なのは、父親が焼いてしまった母親からの手紙のわずかな燃えかすを後生大事にガラス瓶にしまう、彼女の心情。このガラス瓶が物語の最後に再び登場し、歳月と情愛の糸を読者の心に巻き付ける。作者はこの長編小説を書き上げたとき69歳。自然と人間の内奥をここまで迫真的に描くにはそれなりの人生の年輪が必要なのでしょう。
●悪い感想
見捨てられた環境で野生の中でなんとか生き抜く少女の厳しいサバイバルミステリー…と思って読むと途中から彼女は非常な美人で、頭がとてもよく、生物学と美術と文学に非常な才能を持ち合わせており、学校教育を受けていないのに恋人の教えで20そこそこで生態学の専門書の傑作を何冊も書くまでに…みたいな感じになり、そこで非常に冷めてしまいました…
彼女の置かれた逆境と彼女が簡単に発揮する才能やら美貌の強さが非常にアンバランスでリアリティがなく、なんだかディズニープリンセスみたいで非現実的だなと感じてしまいました。メアリー・アニング美少女版サクセスストーリーという感じです。
踏みにじられた女が逆境の中でシビアな現実と闘う物語は北欧ミステリーなどではわりとよく見られ、そっちを期待してしまったのですがこれはあくまでティ―ン向けノベルの亜種ですね。
そのように割り切って読むとシナリオ運びは丁寧で読ませる力はあり、読んでるときは楽しめたと思うので★3つです。
推し、燃ゆ
▼聴き放題 対象
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。
あなたには「推し」がいるでしょうか?もしあなた自身、生きがいとなるような「推し」がいるならば、きっとこの物語に共感できることでしょう。
これは必ずしもフィクションではなく、この物語の主人公のように「推し」によって生かされている人ってきっとたくさんいる。そんなことを感じさせてくれる作品でした。
モモ
▼聴き放題 対象
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。
いわずもがなな児童文学の傑作。“子ども向け”だと言いつつ、めちゃめちゃ内容は深いので、大人が読んでも十分楽しめます。
“時間短縮”をしているはずなのに、逆にどんどん慌ただしくなっていると感じることはありませんか?
「忙しく毎日を過ごすけれども、どこか満ち足りない…」
この本は「時間とは」「ゆたかに生きるとは」などのテーマを考えるきっかけになるはず。
朗読は『名探偵コナン』のコナンや『忍たま乱太郎』の乱太郎の声優をされている高山みなみさん。聞いているとちょこちょこコナンが顔を出してくるのも面白かったです。
○よい感想
効率性の名の下にかえって殺伐と笑顔を失った職場にいる誰かへ
“こうして子ども達は、ほかのあることを忘れてゆきました。ほかのあること、つまりそれは、楽しいと思うこと、夢中になること、夢見ることです。”1974年にドイツ児童文学賞を受賞し、小泉今日子も大ファンな本書は、時間やお金に追われ【大切なものを失いがちな】現代人に警鐘を鳴らしている。
個人的にはタイトルこそ知ってはいたものの、実は未読であったことから本書をあらためて手にとったわけですが。町はずれの円形劇場跡に迷い込んだ不思議な少女モモが、とはいえ何か特別で直接的な能力をもつわけでなく、ただ【あいての話を本当に聞く事ができる】という、どこか受身な設定なのが新鮮でした。
また【時間貯蓄銀行】を名乗る灰色の男達とのこちらも意外にドキドキハラハラな攻防がスピーディーに繰り広げられる中で暗示される【利子が利子を生み、実態とはかけ離れた歪な成長を遂げている】貨幣経済の危険性への指摘は、仮想通貨が良くも悪くも話題になっている現在でも古さを全く感じさせない普遍さがあって驚かされました。子どもはもちろん、大人も楽しめる良書ですね。
働き方改革の号令に踊らされ、効率性の名の下にかえって殺伐と笑顔を失った職場にいる誰か。あるいは、やれ億り人を目指せとお金お金!と拝んでしまっている誰かに、そっとオススメ。
●悪い感想
長いけど読んでよかった
登場人物の容姿や街の外観などの説明が想像力を掻き立てられておもしろく読めました。経過の説明が長く、最後は無理矢理終わらせたような印象でした。毎日忙しく仕事をするのが悪いことのような書き方です。なので、子供目線で見るといいと思います。
ハリー・ポッターと賢者の石
▼聴き放題 対象

ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と4分の3番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
ハリーはなぜ魔法界で知らぬものが無いほど有名なのか? 額の傷はなぜか? 自分でも気づかなかったハリーの魔法の力が次々と引き出されてゆく。そして邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決。
言わずもなの大人気シリーズ『ハリー・ポッター』も、オーディブルなら全巻聴き放題。
作品のおもしろさもさることながら、俳優の風間杜夫さんの朗読も味わい深くてGOOD!子どもの読み聞かせにもおすすめです。
○よい感想
風景も感情も想像しやすい描写
大人が読んでもとてもおろしろく、年甲斐もなくわくわくしてくる小説でした。
読み始めるとテンポの良い展開に次々にページが進んでいき、
イメージの洪水に圧倒され夢中になって読んでしまいました。
映画で見たときもおもしろいなとは思いましたが、
文章のほうがより強い感銘を受け、驚きました。
子供向けだ、児童文学だ、と頭ごなしに浅いものと決めつけてしまうのは勿体ないです。
大人でもファンタジーの世界へ飛び立てます。
翻訳も読みやすく、良い読書体験ができました。
●悪い感想
がんばれ! ハリー
「ハリー・ポッターと賢者の石」は長編の第1巻であるが「賢者の石」の物語でもある。この1巻だけ読んでも中途半端な気分にはならないことを保証する。
温かくそばにいてくれる人がいなく、たった一人ぽっちで育ったハリー。けれどちっともめげたところがなかったのは天賦の才というものだろうか。井上ひさしの小説に登場する子どもたちを髣髴させる。
11歳の誕生日とともに出会ったまったく新しい世界。孤独だと思っていたのに、その世界では有名人だった。魔法の学校には温かく面倒見てくれる人たちがいた。信頼できる友人たちがいた。こんなふうに魔法の学校に入学してからはたくさんの心温かい人々とドンドンと出会う。そしてそんな世界に作者は安住させることなく、冒険や戦いに駆り出し、ハリーの勇気を試す。
学校にはハリーと同年代の子どもたちがたくさんいるが、印象に残るのは大人たちだ。夢一つ持てない俗物ダーズリー、心優しくて頼りになる巨人ハグリッド(この人が一番好きだ)、最強の魔法使いであり、魔法の学校の校長であるダンブルドア、ハリーを憎んでいるスネイプ先生。どの大人もほとんど子どもと変わりなく、思ったことをストレートに表わす人たちだ。
スピード感はあるが、登場人物が苦悩して深みを刻むような描写が欲しいと思った。謎解きもあっさりしていた。哲学が希薄で説教臭くないのは読者を得るのにはいいかもしれないが「大人も楽しめる」というにはちょっともの足りない。でも、「少年小説はマンガ代わりに読むもの」とすれば、なんら問題ない。これから7巻まで追っかけしちゃおうかな。
三体
▼聴き放題 対象

尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらす。現代中国最大のヒット小説にして《三体》三部作の第一作
中国発大ヒットSFということでとても期待して聴きましたが、個人的には今のところそこまでハマらず…。もちろんそれなりに面白いのですが、確実に好みは分かれます。
「数学も理科も大の苦手!」という人は読み進めるのは辛いかと…(その点オーディブルは、どんどん進んでくれるので、不安だけど気になってる人には特にオススメです)
「登場人物の中国人名がわからなくなる」という意見をよく見かけますが、確かにそれはありました。
が、付属の登場人物表をたまにチェックするくらいで、そこまで心配しなくても大丈夫だと思います。
三体II 黒暗森林
▼聴き放題 対象

葉文潔をリーダーに戴いた地球三体協会の瓦解により、地球は三体文明により侵略の危機的状況にあることが判明した。人類は、人類文明最後の希望となる「面壁者」を立てて立ち向かうことを決断する――! 13万部を突破した『三体』待望の第二部、ついに刊行!
『三体』シリーズ第2部。前作を読んでいないと内容が全くわからないので、1作目から読むのが必須。
総再生時間28時間超と鬼長いですし、好みが分かれるとはやっぱり思いますが、個人的にはかなり面白かった!
いよいよ始まる三体人による地球侵攻。三体人のとある弱点に立ち向かうべく立案された「面壁者プロジェクト」とは?
宇宙の果てへと展開される物語のスケールの大きさ、後半の怒涛の展開もすごい。
文字だと挫折しそうな作品を、オーディブルでスキマ時間を使って読み切れた達成感も大きいです。
三体Ⅲ 死神永生
▼聴き放題 対象

三体文明の地球侵略に対抗する「面壁計画」の裏で、若き女性エンジニア程心(チェン・シン)が発案した極秘の「階梯計画」が進行していた。目的は三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。程心の決断が人類の命運を揺るがす。シリーズ34万部以上を売り上げた衝撃の三部作完結!
『三体』シリーズの完結編。シリーズのなかでも最も再生時間が長いのですが、オーディブルでも読了するのにめちゃめちゃ時間がかかりました。
スケールは1作目、2作目とは比べ物にならないくらいに大きく、SF要素もかなり強めです。
たしかに圧倒されるシーンがあるのは事実なのですが、難しいところも多くちょっと疲れたのも正直なところです。
よっぽどSFが好きな人にはオススメしますが、そこまででもない人にはなかなかしんどい作品だと感じました。
一九八四年
▼聴き放題 対象
〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する超全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは、真理省記録局で歴史の改竄に従事していた。彼は奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、伝説的な裏切り者による反政府地下活動に惹かれるようになる。世界文学に燦然たる足跡を残す傑作の新訳版。
「史上最高の文学100」にも選出される、全体主義の陰鬱な世界を描いたディストピア小説。
twitterでこの本についてつぶやいたところ、多くの人が途中で挫折した経験がある作品のよう…。
筆者も5年以上積読状態になっていましたが、オーディブルのおかげでようやく読了できました。
さて、この本は中盤くらいまではなかなか読むのに苦労すると思いますが、後半の怒涛の展開は恐怖そのもので、圧倒された。
読了後の感触もまったく気持ちのよい作品ではありませんが、やはり考えさせられるところは大きく読んだ甲斐はあったと率直に感じます。
一生に一度は体験する価値のある作品。チャレンジする方は、覚悟の上おためしください。
天気の子
▼聴き放題 対象

高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。
「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。
アニメ映画としても有名なこちらの作品。
オーディブル版でも、映画で主人公役をしている声優2人が朗読をされており、聞き応えはありました。
ただ肝心のストーリーですが、個人的にはそこまで大きな感動とかはなく…。(ちなみに、映画の『君の名は』は結構ハマった方です)
難しいことをあまり考えず、サクッと楽しむのにオススメな作品です。
アルケミスト 夢を旅した少年
▼聴き放題 対象
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドへ旅に出た。錬金術師の導きと様々な出会いの中で少年は人生の知恵を学んでゆく。
世界中でベストセラーになった夢と勇気の物語。
81ヶ国語に翻訳され、全世界8500万部の大ベストセラー。
ノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイさんがもっとも素晴らしかった本として挙げるほか、オバマ元大統領や、ウィル・スミスなどなど多数の著名人の愛読書だそう。
というわけで聞いてみましたが、個人的にはそこまでハマったかというと、うーん…という感じ。
まずこの物語がフィクション(というかファンタジー系)だと受け入れることが重要。
「こんなことありえないじゃん!」とかツッコミ出すと、とたんに聴き進めるのがツラくなるでしょう…(とくに後半)
いろんな苦難や安定への誘惑があっても、自分の心の声を信じ抜く。そうすれば、全宇宙があなたの味方をしてくれる。
迷いながらもそれでも前へと進み続ける、勇気がもらえる1冊です。
夏への扉
▼聴き放題 対象外

ぼくの飼い猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探し始める。家にあるドアのどれか一つが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、冷凍睡眠で未来へと送りこまれてしまったぼくは……永遠の名作を新版で刊行。映画化原作。
1956年初版。タイムトラベルSF “永遠の名作”と名高い作品。
大いに楽しめた?と聞かれれば、ストーリーはわりと素朴で。やっぱり古典としての教養的な要素もあるかな?という印象を“自分は”受けました。
50年代当時、作者は2000年の未来をこんな風に予想したのか!というのが興味深かったです。
【未読リスト】「小説(フィクション)」で今後聴きたい本
○カズオ・イシグロ
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○その他
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○名作集
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6. 「ライトノベル(ラノベ)」のおすすめ
本好きの下剋上
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とある女子大生が転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする?作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書!本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう! 緻密な世界観と多くの魅力的なキャラクターで大人気を集める本作が待望の書籍化!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!
食わず嫌いだった「ライトノベル」ですが、見事どハマりした作品。
ライトノベルによくあるいわゆる「転生もの」なのですが、ストーリーもさることながら登場人物が魅力的です。主人公のマインをはじめ、マインの家族、ルッツやベンノ、1人1人がやさしく一生懸命。
笑いあり涙ありで、子どもから大人まで安心して楽しめることでしょう。
7. その他ジャンルのおすすめ
子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気
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親子関係に効くアドラー哲学 アドラー心理学研究の第一人者にして大ベストセラー『嫌われる勇気』著者・岸見一郎氏による、 子どもとよりよい関係を築くためのアドラー哲学が凝縮された一冊。

子育ての中でも、特に子どもの勉強の問題について悩んでいる…
そんな人にオススメなのがこちらの本。著者は『嫌われる勇気』と同じ岸見一郎先生。
一言でいうと、この本はアツい!
- 子どもを信頼することとは?
- 勉強する目的をどのように伝えるべきか?
- そのとき親は子どもとどう向きあえばよいのか?
岸見先生の心からの訴えが滔々と語られます。
繰り返し聴くことで、決して小手先ではなく、子どもと向き合う上で一番大切な心構えそのものが身につくことでしょう。
『嫌われる勇気』&『幸せになる勇気』とセットで、ぜひお聴きください。
【未読リスト】「その他ジャンル」で今後聴きたい本
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