無理せずノンアルコール生活を続ける3つのコツ

徒然

「ちょっと一杯」が習慣化し、気づけば毎晩お酒を楽しむ生活。そんな日々から抜け出したいと思ったことはないだろうか。

私も以前は、ほぼ毎日のようにお酒を飲んでいた。しかし今では、週に1回程度に抑え、その量も大幅に減らすことができている。

これまで何度かチャレンジしたが、今回が一番うまくいっていると確信している。とにかく全然無理していないし、ストレスがないのだ。

このストレスフリーな「ノンアル生活」を続けるコツを紹介したい。

無理せずノンアルコール生活を続ける3つのコツ

コツ① 酒を減らして何を達成したいのかを明確にする

まずは目的をはっきりさせること。お酒を減らすことで、頭がすっきりしている時間が長くなり、1日をより生産的な活動に使えるようになる。

つまり、キャリアや健康など明確な目標を達成する手段として、お酒を断つことを位置付けることが大切だ。

私の場合、こんな目標がある:

  • 仕事の効率を高める
  • 運動習慣を身につける
  • ブログ執筆や読書時間を増やす
  • 家族との時間をもっと大切にする

これらの目標達成には、どうしてもお酒が障害になっているという結論に至った。
お酒を断つこと自体を目標にするというより、「必要に迫られた結果、お酒を断つしかない」という感覚が近いかもしれない。

酒を減らすことであなたは何を達成したいのか?大切なのは、自分自身の目標を明確にすることだ。

コツ② 「飲む or 飲まない」未来の自分はどちらを選ぶか?と考えてみる

これは他の誘惑にも有効だが、「未来視点から選択する」のはかなり使える。

お酒は、現在の視点から見ると、おいしい楽しいという強烈なメリットがある。

一方で、読書や執筆、運動など、生産的な活動とトレードオフの関係にあるし、次の日に二日酔いになったり、気だるさを感じたり、長期視点で健康を蝕んでいったりと、未来視点からだとデメリットに感じられる。

そう考えると、飲むかどうかの決断を迫られたとき未来視点に立ってみること。「未来の自分ならどちらを選ぶか?」という問いかけが有効になる。

逆にいうと「未来の自分なら、そこは飲んどけ!」が答えなら、別に飲めばいいと思っている。

例えば、旅行先でふらり立ち寄った絶品の居酒屋で新鮮な魚と地酒を合わせるとか、家族のお祝いで特別なワインを開けるとか。

あとから振り返って「あのとき楽しかったな」と誰かと思い出を語れるような、そんな特別な場面では飲めばいい。せっかく飲むなら、第三のビールはやめて、おいしいお酒を飲もう。

逆にいうと、自動化された晩酌、仕方なく付き合っていた職場の飲み会には、そこまでの価値はあまりないと自分自身は思う。

自分の価値観をはっきりさせ、その中でお酒との付き合い方を見直すことが、ノンアル生活を成功させる秘訣ではないだろうか。

コツ③ 「我慢」を感じない、おいしいノンアルドリンクの飲み方を発見する

うん、わかってるんだけど「結局ノンアルドリンクって美味しくないから続かないんだよね」と思われる方も多いと思う。けれども、ここ最近のノンアルドリンクの進化は目覚ましく、心から美味しいと思える商品が随分増えてきた。

自分の口に合うものを選ぶことに加え、ローテーションを組むのもコツ。同じのばかりだとやっぱり飽きてしまう。

ちなみに自分は、こちらの炭酸水、ノンアルレモンサワー、ノンアルビールの3種類をヘビロテしている。全部めちゃくちゃ旨い。

傾向として、甘味料の入ったカロリーゼロのものよりも、少し高カロリーでも本格的な味わいのものの方が圧倒的においしい。

「カロリーが…」と心配する人へ。アルコールを我慢しているのだから、少しくらいカロリーのあるものを楽しんでもいいじゃない。そんなに自分を追い込むのはやめにしよう。

あと、氷を入れてキンキンに冷やして飲むのもコツ。

ノンアルドリンクは、温くなってくると「あ、これノンアルだな」と、途端にまずく感じがち。最後まで美味しく飲むために、氷をたっぷり入れて冷やすのがおすすめだ。自分は、ビールでも気にせず氷を入れている。

ノンアルをきっかけに、価値観を再発見する

アルコールについて考える中で、自分の大切にしたい価値観と向き合うことができる。
お酒を減らすことで得られた時間や健康、クリアな頭脳を、自分にとって本当に大切なことに使えるようになる。

キャリアに邁進したい人も、新しい趣味を見つけたい人もいるかもしれない。
いろいろ考えた結果、毎日の晩酌で家族とたわいもない話をするのがやっぱり大切だと思うのであれば、別に飲めばいい。

あなたにとっての「より良い人生」とは何だろう。ノンアル生活が、その答えを探すきっかけになるかもしれない。