『幸せになる勇気』の名言7選【アドラー心理学】

アドラー心理学

『幸せになる勇気』を学んで、自分の人生に生かしていきたいんだけど、どんなことが書いてあるんだろう?

このような思いを持った人へ。この記事では、名著『幸せになる勇気』の中から、人生に役立つ名言7つを厳選してお届けします。


幸せになる勇気は世界累計発行部数485万部(2020年2月時点)を突破した名著嫌われる勇気』の続編として、出版された本です。


シリーズ累計600万部超え、とのことなので、100万部以上売れているということになります。

『幸せになる勇気』は、『嫌われる勇気』と比べ、アドラー自身の言っていることに忠実です。


これは『嫌われる勇気』が、アドラー心理学関係者から一部批判を受けていたことの、フォローの意味もあるのかなと思ったり…。


(『嫌われる勇気』の方が言い過ぎなところもあるので、キレ味もいいし、読み物としては面白いと感じるかもしれません)


ただ、心からオススメできるいい本ですし、特に教育関係の話が多いので、学校の先生をはじめ、教育関係者にぜひ読んでいただきたい一冊です。


この記事では、「アドラー心理学」の理論や用語は避け、すぐに理解できる『幸せになる勇気』の名言を7つ集めました。




✔︎ 補足:記事の信頼性


この記事を書いている人(@atsukuteyurui)のプロフィールは以下の通り。

・アドラー心理学の各種講座受講済み
 ※アドラー心理学ベーシック講座, SMILE, STEPなど

・ELMリーダー

・アドラー心理学実践 7年目

・現在大学院にて、アドラーの原著を読み込む毎日


アドラー心理学関連の記事が、Google検索でも上位獲得中です。


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『幸せになる勇気』人生に役立つ名言7選

ゆるい
ゆるい

『幸せになる勇気』は、

・アドラー心理学を研究する哲人
・生きることに悩みを抱える青年

という二人の対話形式で書かれています。
名言は、すべて哲人の台詞からの引用です。

1. まずは親が子どもを尊敬し、上司が部下を尊敬する

まずは親が子どもを尊敬し、上司が部下を尊敬する。役割として「教える側」に立っている人間が、「教えられる側」に立つ人間のことを敬う。尊敬なきところに良好な対人関係は生まれず、良好な関係なくして言葉を届けることはできません。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p41

教育の入り口は「尊敬」意外にありえないと哲人は言います。


ただし、それは「親を尊敬しろ、教師を尊敬しろ、 上司を尊敬しろ」という意味ではありません。


相手がどんな問題児であっても、尊敬する。


特定の他者ではなく、 家族や友人、通りすがりの見知らぬ人々、さらには生涯会うことのない異国の人々まで、ありとあらゆる他者を尊敬する…。


その根源にあるのは「人間への尊敬」。それは、この世界にたったひとりしかいない、かけがえのない「その人」を、変えようとも操作しようともせず、ありのままに見ることなのです。




これを聞いた青年は反発します。

違う!そんなもの、わたしの知っている尊敬ではない。尊敬ってのはね、自分もそうありたいと請い願うような、あこがれにも似た感情のことを指すのですよ!


しかし哲人は言います。


「そんなものは尊敬ではなく、恐怖であり、従属であり、信仰である。相手のことをなにも見ておらず、権力や権威に怯え、虚像を崇めているだけの姿である」と。




尊敬(respect)の語源となるラテン語の「respecio」には「見る」という意味があります。


つまり、まずは、ありのままのその人を見る。自分の価値観を押しつけようとせず、その人が「その人であること」に価値を置く。そこから「尊敬」は始まります。


他者を操作しようとする態度、矯正しようとする態度には、いっさいの尊敬がないのです。


誰かから「ありのままの自分」を認められた人は大きな勇気を得るでしょう。


もちろん、だからと言って、問題を抱える相手が変わるかどうかはわかりません。


しかしながら、尊敬によって、相手は「自分が自分であること」を受け入れ、自立に向けた勇気を取り戻すことになるのです。

まず「あなた」からはじめなければならない。いっさいの条件をつけることなく、どんな結果が待っていようとも、最初の一歩を踏み出すのは「あなた」なのです。

2. 人間は誰もが「わたし」という物語の編纂者である

人間は誰もが「わたし」という物語の編纂者へんさんしゃであり、その過去 は「いまのわたし」の正統性を証明すべく、自由自在に書き換えられていくのです。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p67

歴史とは、時代の権力者によって改竄かいざんされ続ける、巨大な物語です。


歴史はつねに、時の権力者たちの「われこそは正義なり」という論理に基づき、巧妙に改竄されていきます。




われわれ個人も同じだと言います。


人は過去に起こった膨大な出来事のなかから、いまの「目的」に合致する出来事だけを選択し、意味づけをほどこし、自らの記憶としている。


逆にいうと、いまの「目的」に反する出来事は消去するのです。




誰にだって、悲しい出来事もあれば挫折もあり、歯噛はがみするほど悔しい仕打ちにも遭っているでしょう。


けれども、過去に起きた悲劇を「教訓」や「思い出」として語る人もいれば、いまだその出来事に縛られ、 不可侵ふかしんのトラウマとしている人もいます。 


これは過去に縛られているのではありません。その不幸に彩られた過去を、自らが必要としているのです。


あえて厳しい言い方をするなら、悲劇という安酒に酔い、不遇ふぐうなる「いま」のつらさを忘れようとしているのです。

3. 暴力とは、どこまでもコストの低い、安直なコミュニケーション手段

暴力に訴えてしまえば、時間も労力もかけないまま、自分の要求を押し通すことができる。 もっと直接的に言えば、相手を屈服させることができる。暴力とは、どこまでもコストの低い、 安直なコミュニケーション手段なのです。これは道徳的に許されないという以前に、人間としてあまりに未熟な行為だと言わざるをえません。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p112


言語によるコミュニケーションは、合意に至るまでに相当な時間が必要です。


自分勝手な要求は通らず、客観的データなど、説得材料を揃える必要も出てくる。しかも、費やされるコストの割に、即効性と確実性があまりにも乏しい。


そこで議論にうんざりした人、また議論では勝ち目がないと思った人が選択するコミュニケーション手段、それが暴力です。




暴力に訴えてしまえば、時間も労力もかけないまま、自分の要求を押し通すことができる。


もっと直接的に言えば、相手を屈服させることができる。暴力とは、どこまでもコストの低い、 安直なコミュニケーション手段なのです。


これは道徳的に許されないという以前に、人間としてあまりに未熟な行為だと言わざるをえません。





暴力の「原因」として挙げられる、相手がなにを言ったとか、どんな挑発的態度をとったとか、そんなことは関係ありません。


暴力という未熟なコミュニケーションに頼ってはいけない。私たちは、もっと別のコミュニケーションを模索しなければならないのです。

ゆるい
ゆるい

面白いのが、「暴力」には「怒る、叱る」などの「暴力的なコミュニケーション」も含むと哲人は言っているところです。

教育現場では「怒る」と「叱る」を区別するみたいなことを言いますが、そんなものは一緒だ!というのが哲人の意見です。

4. 問題行動が起きる「共同体」に目を向ける

教育者に求められるのは、問題行動を起こす「個人」 に目を向けることではなく、問題行動が起きる「共同体」に目を向けることです。そして個人を治療しようとするのではなく、共同体そのものを治療していくことです。 

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p140

たとえば、ひとりの男子生徒が問題行動をくり返していたとしましょう。


そして多くの教育者は、「この生徒をどうすればいいか?」と考えます。


ほめるのか、叱るのか、無視をするのか、あるいは別のアプローチを考えるのか。そして、個別に職員室に呼び出して、対処する。


じつは、この発想自体が間違っているのです。




これは彼が「悪」だったから問題行動に走ったのではなく、学級全体に蔓延まんえんする競争原理に問題があったのです。


たとえるなら、彼個人が心に肺炎を患っているのではなく、すでに学級全体が重篤な肺炎を患っていた。


その一症状として、彼の問題行動が表れたと、アドラー心理学では考えます。




それは、競争原理という名の病です。


教育者に求められるのは、問題行動を起こす「個人」 に目を向けることではなく、問題行動が起きる「共同体」に目を向けることです。


そして個人を治療しようとするのではなく、共同体そのものを治療していくことです。 





例えばそれが学級だったとしたら、賞罰をやめ、競争の芽をひとつずつ摘んでいくこと。


学級から競争原理をなくしていくこ と。それしかありません。




強さや順位を競い合う競争原理は、おのずと「縦の関係」に行きつきます。勝者と敗者が生まれ、そこでの上下関係が生まれるからです。


一方、アドラー心理学の提唱する「横の関係」を貫くのは、協力原理です。


誰とも競争することなく、勝ちも負けも存在しない。他者とのあいだに知識や経験、また能力の違いがあってもかまわない。


学業の成績、仕事の成果に関係なく、すべての人は対等であり、他者と協力することにこそ共同体をつくる意味がある。


アドラー心理学は、横の関係に基づく「民主主義の心理学」なのです。

5. すべての喜びもまた、対人関係の喜びである

「宇宙にひとり」で生きる人は、悩みがない代わりに喜びもない、扁平へんぺいな一生を送ることに なるでしょう。 

「アドラーの語る「すべての悩みは、対人関係の悩みである」という言葉の背後には、「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」という幸福の定義が隠されているのです。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p178

社会の誕生、すなわちそれは「苦悩」の誕生です。


社会のなかでわれわれは、衝突、競争、嫉妬、孤独、さらには劣等感など、さまざまな苦悩にさらされる。


お母さんのお腹の中にいたころのような、静寂の日々に戻ることは、二度とかなわない。


騒々しい、人間社会に生きるしかない。


他者が存在しなければ、悩みも存在しない。しかし、他者から逃れることなど絶対にできない。


つまり、人間の抱える「すべての悩み」は、対人関係の悩みである。





しかしながら、すべての悩みが対人関係であるのなら、その他者との断ち切ってしまえばよいのか?


他者を遠ざけ、自室に引きこもっていればよいのか?


それは、まったく違う、と哲人は言います。


なぜなら、人間の喜びもまた、対人関係から生まれるからなのです。

ゆるい
ゆるい

大学院である先生が、

「人間は意のままにならないことがあるからこそ、生きる意味や喜びを感じる。 思い通りにならない他者だからこそ、何かを分かち合えると嬉しい。 なかなか達成できない目標だからこそ、目標達成の意欲が芽生え、達成できると喜ぶ。」

と言っていたのを、思い出しました。
思い通りにならないからこそ、喜びが生まれるのです。

6. 人間の価値は「どんな仕事に従事するか」によって決まるのではない

人間の価値は、「どんな仕事に従事するか」によって決まるのではない。その仕事に 「どのような態度で取り組むか」によって決まるのだと。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p192 

分業という観点に立って考えるなら、職業に上下関係などありません。


一国の首相、企業の経営者、農夫、工場労働者、専業主婦…


すべての仕事は「共同体の誰かがやらねばならないこと」であり、われわれはそれを分担しているだけなのです。




分業について、アドラーはこんなふうに語っています。

アドラー
アドラー

人の価値は、共同体において割り当てられる分業の役割を、どのように果たすかによって決められる。


つまり、人間の価値は、「どんな仕事に従事するか」によって決まるのではない。



その仕事に 「どのような態度で取り組むか」によってのみ決まるのです。

7. 他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放される

われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。他者を愛することによってのみ、自立を成しえます。

『幸せになる勇気』岸見 一郎/古賀 史健 著 p272 

愛の関係に待ち受けるのは、楽しいことばかりではありません。


引き受けなければならない責任は大きく、つらいこと、予期しえぬ苦労もあります。


それでもなお、愛することができるか。


どんな困難に襲われようと、この人を愛し、ともに歩むのだと決意を持っているか。その思いを約束できるか。


愛という、自分をかえりみない献身的な働きかけができたとき、人は自己中心性から解放され、自立を成しえるのです。

ゆるい
ゆるい

いかがでしたか?
「アドラー心理学」の理論や用語にこだわることなく、あえて『幸せになる勇気』らしい名言を選んでみました。

「気に入った!」と思われた方は、ぜひ実際に本を手にとってみられてくださいね♪

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前作の『嫌われる勇気』もおすすめの名著です。『幸せになる勇気』よりも、勢いがあって、面白いかも。(『幸せになる勇気』の方がアドラーの言っていることには忠実)


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