その1秒を削り出せ!『超速・最強!5つのライフハック(業務効率化術)』(中山達樹)を読んで

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最近参加している勉強会で、ただ者ではないオーラを放つ人物と出会った。

ムキムキの肉体に花柄の明るい服、そして何故かいつもウクレレを持ち歩いている。国際弁護士でありながら、会社のコンサルや空手の師範もこなすという多才ぶり。「日本を元気に明るくしたい」という熱いビジョンを語る。

同じ受講生でありながら、その発言はキレッキレで他の受講生に多くの学びを与え、かと思えばユーモア溢れる優しさも見せる。この人物こそ、『超速・最強!5つのライフハック(業務効率化術)』の著者、中山達樹さんだ。

著:中山達樹
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普段、業務効率化やビジネス書には手を出さない私だが、中山さんの強烈なインパクトに惹かれて迷わず本書を手に取った。

中山さんの日常は驚異的だ。年間500冊以上の読書、1日10本ものブログ投稿、毎朝7時のジム通い、体脂肪率5%の維持。そして、彼のブログ「川塵録」は累計1000万PVを誇る。この圧倒的な生産性の源泉が本書に詰まっている。

中山さんがこの本にかける思いは熱い。

私の幸せは、
・できる限り多くの人を幸せにすること
・袖振り合う人を喜ばせること
・すれ違う人を笑顔にすること

そのために自分を使う。世のため人のために貢献する。文化文明の進歩に寄与する。勇ましく高尚なる生涯を送って、後世の人に「こんな人がいたのか」と思ってもらいたい。

『超速・最強!5つのライフハック(業務効率化術)』中山達樹 著

本書の真髄は「その1秒を削り出せ!」という強力なスローガンだ。中山さんはこれを自分の目につくあらゆる場所に貼り、常に意識しているという。

例えば、ウクレレを持ち歩くのは赤信号待ちの数秒を練習に充てるためだったと判明。常識を覆すエピソードの数々に「ここまでやるか」と唸る。と同時に、その徹底ぶりに、私の「効率化」への認識が甘かったと痛感させられた。

私の究極の目標は「笑って死ぬこと」です。死ぬ瞬間に、できれば家族に「ありがとう」と言って、莞爾かつ従容として眠りにつきたい。
・そのためには後悔したくない
・1分たりとも、1秒たりとも、時間を無駄にしたくない

『超速・最強!5つのライフハック(業務効率化術)』中山達樹 著

自分もそこそこ生産性にはこだわってきた方で、すでに業務効率化は進めてきたつもりだ。

しかし、「その1秒を削り出せ!」マインドで自分の生活を見直してみると、改善の余地が山積みだった。特に職場環境。デスク周り、パソコンのファイル整理…。まだまだ改善の幅は大きかった。

実際、この本を読んでから、自分の生産性は劇的に向上したと思う。それはテクニックよりもマインドによる影響が大きい。

ずっと更新が止まっていたブログも9月だけで10記事以上書けたのは、中山さんとの出会い、そしてこの本の強烈なメッセージによって、私の人生の基準がぐんと引き上げられたからだ。

もちろん「そんなにあくせくしたくない」「のんびりする時間も大事」と感じる人もいるだろう。

ただ、たとえ中山さんのように1秒単位で人生を最適化しなくても、 “極端に触れる” ことで突き動かされる何かがきっとあるはずだ。

彼の圧倒的な生き方と出会うことは、私たちが見過ごしがちな小さな可能性や機会に目を向け、自分なりの「充実した人生」を再考するきっかけになるだろう。それこそが、この本が秘める真の価値なのかもしれない。

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