アドラー心理学おすすめ本まとめ(入門〜上級まで)【研究者が厳選】

読書

\この記事を読むメリット/

「アドラー心理学の本がいっぱいありすぎてわからない」
「他サイトでオススメされている本が、いわゆるビジネス本ばかりであまり参考にならない」

そんなあなたのために、アドラー研究者がアドラー心理学おすすめ本を厳選。

ゆるい
ゆるい

この記事に出会っていただき、心より感謝いたします。
大学院でアドラーを研究し、日々の生活・仕事でもアドラー心理学を実践する、あつくてゆるい(@atsukuteyurui)と申します。

筆者はアドラーについて情報発信する立場として、アドラー関連の本は幅広く読むようにしています。

その中で入門〜上級まで、マンガ〜専門書まで、おすすめできる本をまとめていきますので、ぜひお役立てください。


✔︎ 補足:記事の信頼性

この記事を書いている人(@atsukuteyurui)のプロフィールは以下の通り。アドラーカウンセラーにも弟子入りし、アドラー心理学の勉強&実践を継続しています。

・アドラー心理学の各種講座受講済み
 ※アドラー心理学ベーシック講座, SMILE, STEPなど

・ELMリーダー

・アドラー心理学実践 8年目

・大学院にて、アドラーの原著を読み込み論文執筆(完了)


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まだまだこれからですが、引き続き上位獲得を目指します。

ゆるい
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読んでくださった方にご満足いただけるよう、誠実に、わかりやすく書くことを心がけています!
しかし、本の内容や、選び方などで質問あればお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
精一杯対応させていただきます。

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アドラー心理学オススメ本まとめ【研究者が厳選】

アドラー心理学オススメ本まとめ【研究者が厳選】

【入門者向け】アドラー心理学オススメ本

マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編

マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編
著者 :ゆうきゆう(原作)ソウ(作画)
発行年:2014 ページ数:147
出版社:少年画報社

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー心理学をマンガで学んでみたい

✔︎ こういう漫画によくありがちな成長物語が苦手

✔︎ 漫画を読むならギャグ要素が強い方がいい

アドラー心理学のマンガは何冊か出ていますが、その中でダントツ笑えるのが『マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編』です。

次に紹介する「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」シリーズの方が、より勉強要素は強く中身は濃いですが、マンガ自体はいわゆるドラマ仕立ての成長物語になっています。

その点、この『マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編』成長物語とかは特になく、ひたすらギャグ!ギャグ!ギャグ!

けれども、精神科医が原作をされていますので、ちゃんと勉強になって、内容もしっかりしているというのがなんとも魅力的な一冊です。

※下ネタ要素も多いので、そういうのが苦手な人にはご注意ください。

»『マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編』をチェックする

マンガでやさしくわかるアドラー心理学(シリーズ)

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』シリーズ
著者 :岩井 俊憲(著)星井 博文(シナリオ制作)深森 あき/サノマリナ(作画)
発行年:2014〜2015
出版社:日本能率協会マネジメントセンター

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー心理学をマンガで学んでみたい

✔︎ マンガでも、ある程度しっかりした勉強要素も欲しい(イメージは『マンガ日本の歴史』)

「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」シリーズは、マンガだとしてあなどるなかれ!

マンガ部分もよくできていてとても面白いし、解説も同じくらい充実しており、普通に入門書として最適です。

個人的には特に、シリーズ2冊目の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編』は、ライフスタイル診断シートや、自己分析のためのワークシートもついていて、アドラー心理学を実践的に取り入れたいという人に自信を持ってオススメできます。

»『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』をチェックする

»『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編』をチェックする

»『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』をチェックする

もしアドラーが上司だったら

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もしアドラーが上司だったら
著者 :小倉 広(著)
発行年:2017 ページ数:272
出版社:プレジデント社 

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー心理学の「勇気づけ」に特に関心がある

✔︎ 自分自身が仕事で上手くいかずに落ち込んでいる

✔︎ アドラー心理学を仕事で部下に使っていきたい

✔︎ 『嫌われる勇気』を読んで、「アドラー心理学って冷たくない?」と思った


仕事が上手くいかずに部下(リョウくん)が、上司(ドラさん)のサポートで成長していくという物語形式の中で、アドラー心理学を日常に活かしていく方法がわかりやすく描かれています。

一般的にアドラー心理学を学ぶというよりも、特に「勇気づけ」を実践していく本だと感じます。

読むだけで「これが勇気づけか~」と自分自身が強く体感できる本としてこの本の右に出る本はないと思います。(私は3冊買って、仕事の悩みを相談をされた時に全部プレゼントしました)

»『もしアドラーが上司だったら』をチェックする

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また、この本はAmazonの「聴く読書」Audible(オーディブル)でも聴けます。私も寝る前や、運動しながらなど「ながら読書」で活用中。


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人生が大きく変わるアドラー心理学入門

人生が大きく変わるアドラー心理学入門
著者 :岩井 俊憲(著)
発行年:2014 ページ数:224
出版社:かんき出版 

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー心理学の基本理論・全体像を網羅的もうらてきに知りたい

✔︎ アドラー心理学を自分の内面、人間関係、仕事、家族関係に活かしたい

✔︎ 図解されていると頭に入りやすい(図鑑とかにワクワクする)


先に紹介した本と比べると、ストーリーはなく、いわゆる“入門書”というよそおいの一冊。

先に紹介した「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」シリーズと同じ著者なので、重なるところは多いと感じます。(『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』の方が一冊に整理されてまとまってはいます。)

基本理論の話から始まり、第2章以降はアドラー心理学の実践について、かなり詳しく書かれています。
(著者の岩井先生が、受講料6万円以上の「アドラー心理学ベーシック講座」で実際に話されている内容とかなり近いです)

しかしながら、図が豊富で文章ばかりというわけではないので、入門者でも難しくはないと思います。

『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』のポイントをまとめた書評も書いていますので、あわせてご参照ください。

ゆるい
ゆるい

日本のアドラー心理学は
岸見一郎(『嫌われる勇気』でおなじみ)
岩井俊憲(ヒューマン・ギルド)
野田俊作(アドラー・ギルド)


という3名が有名。
ただ、この3名はそれぞれ独自の見解もあったりするので、深めたい人はいろんな著者をバランスよく読むことがオススメ。(もしくはアドラーの原著とかを読んだ方が深まる)
岩井先生の入門書は他も目を通してますが、似たり寄ったりなところもあるので、まずは上に挙げた本で大丈夫だと思います。

【中級者向け】アドラー心理学オススメ本

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者 :岸見 一郎/古賀 史健(著)
発行年:2013 ページ数:296
出版社:ダイヤモンド社 

こんな人にオススメ

✔︎ 職場や学校などの人間関係で悩んでいる

✔︎ 他の人からの評価が気になって仕方がない、他の人に認められないのが怖い


アドラー心理学ブームの火付け役となった『嫌われる勇気』。2013年12月の発売から以降、売れに売れ、海外で出版された翻訳版も含めると世界累計発行部数は485万部(2020年2月時点)を突破した名著です。

アドラー心理学に通じた哲人と、悩める青年の対話形式によって全編が構成されますが、我々が抱えがちな人間関係上の悩みや、承認欲求の問題へとズバッと切り込んでくるのは爽快の一言。

ただし、「課題の分離」や「トラウマは存在しない」などの印象的な考え方は、実際のアドラー心理学よりも言い過ぎなところもあり、どこか冷たくて「個人主義的な心理学」という誤解を与えるかもしれません。(実際その点が批判を受けているポイントでもあります)

『嫌われる勇気』がアドラー心理学の全てだと思うのはちょっと違うと思うのですが、それを差し引いてもシンプルに読み物としても面白いし、言い過ぎだからこそ多くの人の人生を変える力をもった“劇薬”になっていると感じます。


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幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
著者 :岸見 一郎/古賀 史健(著)
発行年:2016 ページ数:296
出版社:ダイヤモンド社 

こんな人にオススメ

✔︎ 『嫌われる勇気』が読みやすかった/好きだった 
※『嫌われる勇気』を読んでいない場合は先にそちらを読むのがオススメ

✔︎ アドラー心理学を教育に生かしていきたい


『嫌われる勇気』の続編として書かれた『幸せになる勇気』もオススメの1冊。

こちらの本の方が実際のアドラーの思想に忠実であると感じます。(『嫌われる勇気』で出てきた「こんなのアドラー心理学じゃない!」という批判に応えようとしているのではないかと思ったり…)

『嫌われる勇気』以後、青年が学校の先生になったという設定で描かれますので、アドラー心理学をどのように教育に活かしていくかということへの知見に富んでいます。

ただ、アドラー思想に忠実になった分、過激さは減り、アドラー本来の「あたたかさ」を取り戻してはいますが、読み物としての面白さはやっぱり『嫌われる勇気』に軍配が上がるか…。

»『幸せになる勇気』をチェックする

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アドラー心理学を語る(シリーズ)

アドラー心理学を語る』シリーズ
著者 :野田 俊作(著)
発行年:2016〜2017
出版社:創元社 

こんな人にオススメ

✔︎ 日本におけるアドラー心理学の第一人者の語るアドラー心理学を知りたい

✔︎ ブームに乗っかったビジネス書的なアドラー心理学から一歩卒業したい

✔︎ アドラー心理学に基づくカウンセリングについて知りたい


これまで紹介した本はいわゆる、『嫌われる勇気』以降のアドラーブームの中で発表された比較的新しい本ばかり。

それに対して、アドラー心理学の日本の第一人者と言われる野田先生のこれらの本の初版は1989年とかなので、実に30年以上前の著書です。

だからと言って決して古臭いとか、読みづらいとかいうことは決してなく、日常生活〜カウンセリングまでも視野に入れたいわゆる正統派なアドラー心理学の入門書だと言えるでしょう。

ビジネス書っぽいアドラーに飽きた人は、手に取ってみられることをオススメします。

シリーズはどこから読んでもいいので、興味関心に合わせてまず一冊手に取ってみられたらいかがでしょうか。

『アドラー心理学を語る』シリーズの内容

性格は変えられる
日本におけるアドラー心理学の第一人者が対話形式で著す実践講座シリーズの第1巻。性格を変えるための具体的方法を示し、究極目標の「共同体感覚」について平易に解説する。

グループと瞑想
アドラー心理学の第一人者が対話形式で著す実践講座シリーズの第2巻。「共同体感覚」の育成のためにグループ・セラピーと瞑想法を導入し、その具体的な進め方や効果を説く。

劣等感と人間関係
日本におけるアドラー心理学のパイオニアが、やさしく語りかける実践講座。「健康な心とは」「性格や知能は遺伝か」など、劣等感から脱し健康な人間関係を築くための方法を説く。

勇気づけの方法
日本におけるアドラー心理学のオーソリティーが、やわらかな語り口で説く実践講座。勇気づけのコツや、子どもが個性を伸ばして生きる力を身につける方法を自由自在に語る。

出典:創元社「内容紹介」より

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気
著者 :岸見 一郎(著)
発行年:2016 ページ数:180
出版社:幻冬舎 

こんな人にオススメ

✔︎ 子育ての中でも、特に子どもの勉強の問題について悩んでいる

✔︎ 「課題の分離」や「勇気づけ」を子育ての中で、具体的に実践していく考え方・方法を知りたい


一言でいうと、この本はアツい!

子育てが“下手”な人(と岸見先生自身が表現している)に向けて、心から訴えかけてきます。

子どもを信頼することとは?勉強する目的をどのように伝えるべきか?そのとき親は子どもとどう向きあえばよいのか?

岸見先生の意見が滔々とうとうと語られているため、体系的にまとまっている印象は薄く、その点読みにくさを感じる人もいるかもしれません。

しかしながらエッセンスがたくさん詰まっていますので、繰り返し読めば、決して小手先ではなく、子どもと向き合う上で一番大切な心構えそのものが身についていくこと間違いありません。

»『子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気』をチェックする

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アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法

著:平本 あきお, 著:前野 隆司
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アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法
著者 :平本 あきお (著), 前野 隆司  (著)
発行年:2021 ページ数:288
出版社:ワニブックス

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー本を何冊か読んでみたけれども、イマイチ全体像がつかめない

✔︎ アドラー心理学をどんどん生活に活かしていきたい

2021年出版の新しい本で、評判もとてもよいこちらの本。

アドラー心理学のごちゃごちゃとしたいろんな理論&技法を、構造化して整理されているのがまずこの本のおすすめポイント。

この本では、アドラー心理学の全体像をつぎの図に整理しています。

【出典】アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法 p8

このような構造化された図が、本のなかにはいっぱい。

とくにアドラー心理学は科学というよりも、「共同体感覚」という思想(哲学)がベースにあり、また各理論も「実践重視」であることをきちんと整理して伝えています。

この点は「アドラー心理学が絶対!」みたいな書き方がされている本とくらべると、冷静で読みやすいと感じます。

また「アドラーで考えてみると…」というケーススタディが52個も載っているのも、実践的でとてもよいと感じました。

ただし、この本には不満なところも結構あります…。

この本のイマイチだと感じたポイント
  • 筆者独自の解釈がところどころある1
  • 「幸福学」の位置づけがイマイチ生きておらず、あくまでもアドラー心理学のわかりやすい解説本になってしまっていること2
  • 筆者の平本さんがやや胡散くさく感じる(たとえば、YouTubeを見てみてほしいですが「アドラー心理学第一人者」と自分で名乗っているのはのどうなのでしょう…)


アドラー心理学を学ぶための最初の1冊というより、ほかに何冊か読んだ人が、頭のなかを整理するのにオススメしたい本です。

»『アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法』をチェックする

【上級者向け】アドラー心理学オススメ本

ゆるい
ゆるい

アドラー心理学の基礎をある程度学んだら、あとはアドラー自身の言葉に触れていくことがオススメ。“上級者向け”ではすべて、アドラー自身の言葉を大切にした本を紹介します。

昨今のアドラーブームの中で、多くの人が独自の“アドラー心理学”を披露していますが、何がホンモノで、何がニセモノなのか見分けがつくようになるでしょう3

人生の意味の心理学

人生の意味の心理学(What Life Should Mean To You)
著者 :アルフレッド・アドラー(著)岸見一郎(訳)
発行年:2010(原著初版:1931)
出版社:アルテ

こんな人にオススメ

✔︎ アドラー心理学の原著に挑戦してみたいが、どの本がいいのか迷っている

✔︎ アドラー自身の言葉で、アドラー心理学の全体像が知りたい


アドラーの原著に挑戦するなら、1冊目は『人生の意味の心理学』で間違いないです。

この本は元々、アドラー自身が一般の人向けに書いたアドラー心理学の入門書であり、難しい言葉もほとんど使われていません。

加えて、アドラー心理学の基本概念も網羅されていますし、アドラー思想の全体像が掴める1冊です。(アドラーが実際に発表した当初から評価された本でもあります)

かつ、岸見先生には申し訳ないのですが、他のアドラーの訳書は訳がイマイチで誤訳も多いです。しかし、この本は比較的訳もよく、読みやすいこともオススメできます。

訳書は上下巻に分かれているのに抵抗がある場合は、まずは(上)だけで大丈夫です。読んでみて面白いと感じるなら(下)もチェックしてみてください。

»『人生の意味の心理学(上)』をチェックする


アドラー心理学のその他の原著では以下の2冊もオススメします。


『人間知の心理学』は『人生の意味の心理学』以前のアドラーの著書で、アドラーを一躍有名にした一冊。アドラーの原著では、『人間知の心理学』か『人生の意味の心理学』の評価が一般的に高いようです4

『生きる意味を求めて』は晩年のアドラーの著書。宇宙の進化の物語の中に彼の思想を位置付けようとしており、読む人が読むと少しスピリチュアルだと感じるかもしれない。

ゆるい
ゆるい

アドラーの原著は他にもありますが、内容は重複する部分が多いので、すべて読む必要はないと自分は思います。

アドラーを読む―共同体感覚の諸相

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アドラーを読む―共同体感覚の諸相
著者 :岸見一郎(著)
発行年:2014 ページ数:189
出版社:アルテ

こんな人にオススメ

✔︎ アドラーの言葉に触れたいけれども原著はハードルが高い

✔︎ アドラーの言葉を解説して教えて欲しい

✔︎ アドラーの思想や「共同体感覚」に興味がある


著者は『嫌われる勇気』の岸見一郎先生。アドラーの原著を元に「共同体感覚」や、アドラー思想のポイントを、わかりやすく解説されていてオススメです。

原著は難しいけど、すこし硬派に勉強したいというひとにピッタリの一冊。

»『アドラーを読む―共同体感覚の諸相』をチェックする

The Individual Psychology of Alfred Adler

¥3,310 (2021/02/26 14:22時点 | Amazon調べ)

The Individual Psychology of Alfred Adler
著者 :Ansbacher H.L. & Ansbacher R.R.
発行年:1964 ページ数:528
出版社:アルテ

こんな人にオススメ

✔︎ アドラーの言葉を和訳ではなく英語で読んでみたい

✔︎ アドラーを研究していきたい


この本は、アドラーの大量にある論文や原著を、研究者が19の論点にまとめ、さらに解説を加えた本。

アドラーの理論から哲学思想までを幅広く網羅しており、アドラーの年表や、索引、著作物・論文の一覧など資料も豊富。

今回大学院で研究をした筆者が何度も助けられた、神本と言っても過言ではありません。

そしてこの記事を書いていて気づいたのですがこの本のkindle版があるんですね。しかも731円と破格。

今はDeepLなどの和訳ソフトも充実していますので、電子書籍×和訳ソフトの力を借りながら、アドラー自身の言葉を直接味わってみてはいかがでしょうか?

»The Individual Psychology of Alfred Adlerをチェックする

【番外編】個人的にオススメしない本とその理由

少し毒が入っているところもあるので、閲覧注意。

↓『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)

『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)をオススメしない理由

『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』と内容が被っているから

1999年初版のこちらの本は、いわゆる岸見アドラーの入門書としてはとてもいい本だと思います。しかし、書き方の違いこそあれどその後出版された『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んでいる人は、内容が被っているのであまりオススメしません。

どうせ読むなら『嫌われる勇気』の方がオススメ。


↓『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(小倉広著)

『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(小倉広著)をオススメしない理由

タイトルに偽りあり。アドラー自身の言葉だと見せかけて、アドラー以外の言葉を多用しており、誤解を与えるかつ“超訳”もイマイチ。

他サイトだとよくオススメされているこちらの本ですが、個人的にはオススメできません。アドラー自身が言った言葉であるかのようなタイトルにはなっていますが、実際はアドラーの弟子・孫弟子の言葉を多用。しかもそれらの出典も示されていません。

また、一つ一つの言葉は“超訳”されているのですが、その超訳もアドラー本来の教えを誤解させる内容も混じっています。

例えばこんなの…

“理不尽な上司や学校の先生に、むりやり認めてもらう必要はない。市場価値の高い人間になればいい。より大きな共同体で考えればいいのだ。”

これはアドラー自身の言葉を超訳したものだと予想しますが、アドラーはいわゆる「市場価値」的なことには積極的に反対している立場です。

いわゆる一般ウケを狙ったわかりやすい表現になっているのでしょうが、結果としてアドラーが言っていないことを、さも言っているかのように誤解させるのはどうなのでしょう…

同じ著者の『もしアドラーが上司だったら』 がとてもいい本なだけに、残念。



↓その他チェックはしているがこの記事でオススメしていない本のリスト。

その他チェックしてはいるがこの記事でオススメしていない本

○本当はオススメしたい本

📕 クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり
→名著だが、定価で手に入らず、価格が高騰しているのが残念。

📕 アドラーの生涯
→アドラーの伝記。研究者は必帯だと思うが、そうでなければ読む必要はないか。あと価格も高騰している。

📕 家庭と学校に活かすアドラー心理学
📕 アドラー心理学による教育―子どもを勇気づけるポジティブ・ディシプリン
→2冊とも古庄高ふるしょうたかし先生というアドラーを研究されている大学教授の本。中級者向けくらいでいい本だし、アドラーをどう教育に活かすかということに特に詳しい。しかし本が手に入りづらいのと、まずは岸見・野田・岩井先生らへんのアドラー本でよいと思う。

アドラー心理学の本はこれからも読んでいきますので、またオススメがあれば追記していきます!

ゆるい
ゆるい

最後までお読みいただいたこと、心より感謝いたします。
この記事がみなさまのこれからの人生に少しでも役立つことができたら、こんなに嬉しいことはありません。
もし難しかったところ、質問などあればお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
精一杯対応させていただきます。
それでは、ありがとうございました。


↓アドラー心理学まとめ